アスペル・カノジョ読む5巻|二人きりの世界から外に出ていこうとすると急に難易度が跳ね上がってしまう
読むのがしんどくなってきたので2日に1回ペースで…すみません。
4巻で一度振り出しに戻りかける危機を迎えるが、それでもなんとか乗り越えた二人。
でもそれは横井と斎藤さんの関係が一方向でわかりやすかったから。つまり、斎藤さんは保護対象であり、大変ではあったけれど横井に危害を加えることがあまりなかったから。また、基本的に世界が二人で閉じていたから、異物が混じりにくかったからだ。この間は横井は斎藤さんの方を向いているだけで良かった。
しかし斉藤さんが嫉妬から横井さんの大切なものや身近な人間関係を攻撃するようになったら?
自分の存在が、斉藤さんの感覚を麻痺させてしまっていると気づいてしまったら?
横井くんだって聖人ではない。だから自分の大事なものを傷つけられたりキャパシティの限界を超えてまで斉藤さんを受け入れることはできない。
でも、だからこそいいのだ。私はマンガだけでしか存在できない聖人ではなく、弱みの多い一人の人間が、どこまでできるかを知りたいのだから。
それに、斉藤さんだって横井に守られてばかりじゃない。後半になるにつれてそういう姿も見れるようになってくる。
というわけで5巻も読んでいきましょう!
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