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「頂き女子りりちゃん」と「怒号ちゃんの対談録音を聞いた

という記事を読んだので、実際にどんな会話をしているのか聞いてみた。


そしたら、私が普段大事だと思ってることをしっかりとやってる人なのだということがわかった。


というか、りりちゃんが怒号ちゃんに説明している部分、私がつい最近ほぼ同じ説明を他人にしたばっかりなので、めちゃくちゃわかる。

<怒号ちゃんは「そうですね」って答えたほうが正解なところでも「早く自分の感情を表に出したい」という衝動を我慢できないんだよね>

<その衝動を克服したいならゆっくり話す。一度「ごくん」してから話し始めるクセを付けたほうがいいよ>

<怒号ちゃんは「私の話聞いて、私の思いついたことを聞いて」が前に出過ぎてる。脊髄反射で発言してる。相手のこと考えられていない>

<相手の話を聞いて、それから自分で考えてから発言するという習性を身に付けたら自然とゆっくりになってくるよ>

<怒号ちゃんはすごい早口で喋るようなイメージだから、もっとゆっくりしゃべるキャラクターになってもいいなって私は思う>

<そうなの、私はゆっくりなの。なぜなら考えながら喋ってるから>

あくまでも客商売(ホステス)をうまくできるようになりたいという要望に対するアドバイスだから、みんながこれを出来るようになるべきとは言わないけれど、

これ、絶対に出来るようになったほうがいいと思うんですよね。少なくとも私はこれを常に意識して喋ってます。

なので、私と喋る人は、これができてないと対等になりません。別に対等でなくてもいいのであればそれでもいいのだけれど、会話の主導権は私が握ることになります。




まだ一つの動画しか見てないから、私と違ってりりちゃんにはいろんな引き出したがあるともうのだけれど、りりちゃんのやってることのメインは「人の話を否定しない」ではないと思う。

割りと会話中でダメ出しはしている。

それよりも注目スべきはりりちゃんはコミュニケーションの基本にとても忠実だということだ。

つまり「ゆっくりしゃべる」をちゃんと実践している。

ゆっくりしゃべるというのは、上の引用部分で語っていた通り

・「ちゃんと人の話を聞く」(相手の話を受け止めていることを都度都度示す)
・「相手の意図を確認する」(これってこういうことだよね?)
・「ゆっくり考えて、意図を込めてゆっくり話す」(相手が気持ちよくなれるようにちゃんと意図して話す。私はここはかなり苦手)

の3要素である。

りりちゃんはこの3つをしっかりとやっている。だから会話のテンポがゆったりしている。

本来は、これができて初めて「会話」になる。そういう意味で、りりちゃんはちゃんとした会話ができる人だとは思う。

ただ、それ以上にめちゃくちゃすごいというわけじゃない。

もし上の音声を聞いて、りりちゃんの振る舞いをすごいと感じたのであれば、りりちゃんがすごいというよりは、すごいと思った人側の普段のコミュニケーションにかなり問題がある。

自分や自分たちの周りの人間が

・人の話をちゃんと聞いてない
・ちゃんと意図を確認しないで思い込みでわかったつもりになってる
・特に意図を持たずに脊髄反射で喋ってる

ということだ。

普段きちんとした会話をしてないから、ただきちんとした会話をしてくれる人に出会っただけで「この人は特別だ」と感じてしまう。

これは非常に危険なことだなあと感じる。

りりちゃんは特別な人ではないが、この人を特別だと感じてしまうくらいには、普段大事にされてない、きちんとした会話を体験したことがない人が多いということであり、まぁそりゃ、ホストとかキャバクラが人気になるわけだわ……。



りりちゃんは動画の最後でこのように言ってる

「高校の時に、私以外の周りの人って何も考えないで喋っているんだなってことがわかってきた」

「私は一つひとつの言葉を発する時に、相手はなんて思うだろうと考えながら喋ってて、それまでとても喋りづらいなと思っていたけれど、みんなそんなに考えてないんじゃないかって気づいた」

「相手にどう思ってほしいのか。相手にどう思わせたいのか。相手は自分にどう思ってほしくてその発言をしたのか。全部私は考えながら喋ってるよ。」

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