光文社さんが「知念実希人」先生との約束を破って、コロナに関して適当な発言を繰り返す小林よしのり氏の連載を継続している件について

2月時点で光文社さんはコロナに関して問題がある記事が掲載されないように細心の注意を払う、とお約束をされたはずなのですが……


光文社から出版されているFLASHにおいて、小林よしのり氏のいい加減なコロナ語りをそのまま掲載し続けているそうです

小林よしのり氏は、コロナの抗体検査否定論者です。そのため抗体検査を一度もしたことがないそうです。

つまり、彼がコロナにかかったことがあるかどうかは誰も証明ができない状態です。(すくなくともコロナ論という本の中でもTwitterでもブログでも一度も抗体検査をしたという記述は確認できませんでした)

一度も抗体検査をしていないにも関わらず、体調を崩した後に治ったというだけで「自分はコロナを克服した」と言い張っているらしい。

なお、小林よしのり氏はもともと喘息持ちであることは前から公言していてよく知られています。(小林よしのり 喘息で検索したらたくさん出てくる)。

つまり、彼は「コロナを克服した」というのはただの自称に過ぎず、実際はコロナではなく持病の喘息が悪化しただけだった可能性すらあります。


その証拠に2021年6月のブログでは、「デルタ株に感染したが鼻水だけだった」という、およそデルタ株の症状とは思えない記述をしています。

そして、コロナを怖がる国民を「コロナ脳の畜群は、臆病国家で息だけしてろ!」(6月15日ブログ)などとヘイトスピーチを繰り返しています。


とにかく本人の中ではとっくに感染したが自分の免疫で克服したということになっているらしく、このような記述もあります。

感染者なら日本中にすでに膨大にいる。
PCR検査なんかでウイルスの感染を追えるはずがない。
宿主にとって弱毒だが、感染力の強い変異ウイルスが、今後もずっと生まれ続けて、いつの間にか寿命の来た老人の死因になっていくだけだ。
結局、風邪でしたということになっていく、今はその過程なのだ。
東京五輪で感染者が増えるならそれもいい。
大したことではない。



コロナを完全に風邪と侮っているため、他の人に感染させるような行為を平気で行い、それを武勇伝のように語っています

※上でも述べているように、そもそも小林よしのりさんの「コロナに感染したという申告」自体に強い疑いがあります。


小林よしのりさん自身はもう言っても聞かないでしょうから相手にしてもしょうがないと思いますが、光文社さんは果たして知念さんの約束をどうとらえているのでしょうか?

実際、小林よしのり氏の意見を信じて「コロナはただの風邪」だとか「抗原検査は有害」「ワクチンも不要」と発言している人がそこそこ目につきます。検索してみたら出てきます。

とはいっても、小林よしのりさんに今更何か言っても聞くような人とは思えません。この人はもう放っておくしかないと思います。


問題なのは光文社さんです。

はたして、こうしてコロナに関して問題行為を続けている著者がコロナについて語っている記事を載せることに何の問題も感じていらっしゃらないのでしょうか。

コロナに関して問題のある記事を誌面に載せないように注意を払うという約束はどうなったのでしょうか。

私は表現の自由を尊重する立場であり、キャンセルカルチャーを歓迎しない立場なので、掲載すること自体を止めるべきとは思いません。というか、もし掲載中止とかになったら余計に小林よしのりさんが「ほらみろ臆病なやつらが全体国家化を推し進めてるぞ」と調子づくだけだと思うのでそういう対応は絶対にしないでほしいです


ですが、明らかに問題のある記述である以上、表現を守るためにも何かしら警告や注意・注釈などの配慮があるものだと思っていました。 しかし、このマンガについて特に注釈も注意もなく、この記事をそのまんま素通ししているような状態でした。

読者としては、「コロナに関して問題のある記述が乗らないように細心の注意を払う」と約束した光文社様的が、このマンガについて何の注釈もつけていないということは、会社として内容に何の問題も感じていない、と判断せざるを得ないのですがそれでよいのでしょうか?


これは、知念先生にもお伺いしたいところですが、果たしてこのような記事を載せることは知念先生の基準で問題ないことなのでしょうか。

私の個人的な意見としましては、光文社さんのガバナンスには大いに問題があるのではないかと思います。

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