270. Safety of COVID-19 Vaccination in United States Children Ages 5 to 11 Years

Hause AM, Shay DK, Klein NP, et al. Safety of COVID-19 Vaccination in United States Children Ages 5 to 11 Years. Pediatrics. 2022;150(2):e2022057313. 

V-safe(スマホによる自主的な報告)では、約5万人の5〜11歳の子どもの副反応を調査。投与翌日〜7日以内に最も多く見られた副反応は注射部位の反応(55%)、全身反応(35%、疲労感と頭痛が最多)、その他の健康障害(11%、最も多いのは登校不能)であった。0.02%の患者が入院した。入院(0%)を除き、すべての副反応率は投与2回目以降でわずかに増加した。

VAERSでは、7400件の非重篤報告があり、ワクチン投与時のミス(投与量とか)が最多。重篤なものは194件で、MIS-Cが13%、痙攣が11%、心筋炎が10%にみられた。心筋炎は100万回接種あたり2.2例だった(12歳から15歳の男性では100万回接種あたり45.7例)。

Vaccine Safety Datalinkでは、889,000人の小児でワクチン接種後21日以内の重篤な副反応は、心筋炎の可能性が7例、MIS-Cの可能性が5例。

概ね、データベースの結果は一致。「インフルエンザワクチン並には」こどもに勧められるワクチンかな。

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