516. Long-term gastrointestinal outcomesof COVID-19

Xu E, Xie Y, Al-Aly Z. Long-term gastrointestinal outcomes of COVID-19. Nat Commun. 2023;14:983.

Raises Risk for Long-Term GI Complications - Medscape - Mar 13, 2023.
https://www.medscape.com/viewarticle/989585

COVID Raises Risk for Long-Term GI Complications

COVID-19に感染した人は、感染後1年間に胃腸（GI）障害を発症するリスクが、感染していない人に比べて36％高い。Veteranの医療データベースを用いて、2020年3月1日から2021年1月15日までにCOVID-19が確認された154,068人を特定。統計モデリングを用いて、これらの患者を非感染者とマッチングして比較。研究対象者の大半は男性で、約120万人の女性が含まれた。

対照者と比較した、Long-COVIDのGI診断リスク、過剰疾病負担は以下のとおり。

胆管炎：102%、1000人あたり0.22人
消化性潰瘍：62％、1000人あたり1.57人
過敏性腸症候群（IBS）：54％、1000人あたり0.44人
急性胃炎：47％、1000人あたり0.47人
急性膵炎：46％、1000人あたり0.6人
機能性ディスペプシア：36％、1000人あたり0.63人
胃食道逆流症：35％、1000人あたり15.5人

また、ウイルスに感染していた患者は、COVIDを使用していない患者と比較して、消化器系症状のリスクが高く、リスクは便秘で60％、下痢で58％、嘔吐で52％、膨満感で46％、腹痛で44％増加。消化器症状の発症リスクは、COVID-19の重症度とともに増加し、集中治療を受けた患者で最も高かった。