見出し画像

531. Maternal SARS-CoV-2, Placental Changes and Brain Injury in 2 Neonates

Benny M, Bandstra ES, Saad AG, et al. Maternal SARS-CoV-2, Placental Changes and Brain Injury in 2 Neonates. Pediatrics. 2023;151:e2022058271.

SARS-CoV-2陽性の母親から生まれた新生児で、出生1日目に発作、小頭症、時間の経過とともに著しい発達遅延を示した2例のケースレポート。
MRIでは、重度脳実質の萎縮と嚢胞性脳軟化症が確認された。出生時、両児ともSARS-CoV-2陽性、SARS-CoV-2抗体陽性。両母親の胎盤では、絨毛でSARS-CoV-2のカプシドタンパク、スパイクタンパク、炎症マーカーが著しく増加し、ヒト絨毛性ゴナドトロピンは著しく低下していた。1症例は生後13カ月で突然死した。死亡した乳児の脳は、免疫蛍光法でSARS-CoV-2の証拠を示した。両児童とも、出生時の神経学的所見は新生児の低酸素性虚血性脳症に類似しており、神経学的後遺症は出生のはるか以前から進行していた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?