見出し画像

614. The Reemergence of Syphilis Among Females of Reproductive Age and Congenital Syphilis in Victoria, Australia, 2010 to 2020

Borg SA, Tenneti N, Lee A, et al. The Reemergence of Syphilis Among Females of Reproductive Age and Congenital Syphilis in Victoria, Australia, 2010 to 2020: A Public Health Priority. Sex Transm Dis. 2023 Aug 1;50(8):479-484. doi: 10.1097/OLQ.0000000000001825. Epub 2023 May 3. PMID: 37155648.

オーストラリアのビクトリア州で、2010年から2020年までの梅毒の届け出を調査。その間に10,247例の梅毒が報告された(年間発生率は2019年が最も高く、10万人当たり28例)。罹患率は女性に比べて男性の方が10倍高かったが、上昇率は男性より女性の方が高かった(7倍 vs 5倍)。オーストラリアのアボリジニおよびトレス海峡諸島民は、非先住民よりもかなり高い罹患率を示し、また非先住民集団よりも梅毒に罹患した女性の割合が高かった。2017年から2020年にかけての全女性のうち、13%が診断時に妊娠していた。先天梅毒の症例が数年間なかった後、2017年に再出現した。これらの症例のほとんどは、妊婦検診で発見された。

男性の症例のほとんどは、セクシャルヘルスクリニックで診断されるが、女性の症例のほとんどは、プライマリケアで診断される。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?