583. Clinical characteristics and outcomes among travelers with severe dengue: A GeoSentinel analysis.

Huits R, Angelo KM, Amatya B, et al. Clinical Characteristics and Outcomes Among Travelers With Severe Dengue : A GeoSentinel Analysis. Ann Intern Med. 2023 Jun 20. doi: 10.7326/M23-0721.

デング熱を発症した帰国旅行者のうち、2%が重症デングを合併しており、そのうちの90%以上が入院していた。

デング熱患者5958人のうち、95人が重症デング熱であり(56%が女性、年齢中央値34歳、25%に内科的合併症あり)、このうち78人が入院していた(31人が旅行中であった)。カリブ海諸国、東南アジア、オセアニアでの感染が最も多かった。デング熱は、医療記録に完全にアクセス可能な86人の患者のうち79%で検査によって確認されていた(NS1抗原、逆転写酵素PCR、血清転換、またはその組み合わせ)。これらの患者のうち、過去にデング熱に罹患したことがあると報告したのはわずか6人であった。デング熱を合併した44人の血清学的データによると、73%が初感染であった。出血と血漿漏出が最も一般的な所見であった。その他の異常な症状としては、神経疾患、心筋炎、眼科的検査異常などがあった。

つまり、初感染でも重症デングは起こる。

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