644. Venous or arterial thrombosis and deaths among COVID-19 cases: a European network cohort study

Burn E, Duarte-Salles T, Fernandez-Bertolin S, Reyes C, Kostka K, Delmestri A, Rijnbeek P, Verhamme K, Prieto-Alhambra D. Venous or arterial thrombosis and deaths among COVID-19 cases: a European network cohort study. Lancet Infect Dis. 2022;22:1142-1152.

オランダ、イタリア、スペイン、イギリスのプライマリケア記録とドイツの外来専門医記録を用いてCOVID-19症例における血栓症の発生率を評価。2020年9月1日以降にCOVID-19患者909,473例および入院患者32,329例を調査。静脈血栓塞栓症および動脈血栓塞栓症のリスクは、COVID-19症例では最大1％であり、年齢が高くなるにつれて、男性において、また入院した症例において増加した。静脈血栓塞栓症の累積90日発症率は、COVID-19症例で0.2％から0.8％、入院患者では最大4.5％であった。動脈血栓塞栓症については、COVID-19症例で0.1％から0.8％の範囲で、入院患者では3.1％まで増加していた。症例致死率はCOVID-19患者で1.1％から2.0％で、入院患者では14.6％まで上昇した。COVID-19患者における静脈血栓塞栓症（入院患者で4.42, 非入院患者で1.63）は、動脈血栓塞栓症の発生（入院患者で3.16, 非入院患者で1.93）と同様、死亡リスク増加と関連していた。