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475. Azithromycin to Prevent Sepsis or Death in Women Planning a Vaginal Birth

N Engl J Med 2023; 388:1161-1170. doi: 10.1056/NEJMoa2212111

アジスロマイシンを出産前の妊婦にばら撒く!多国籍プラセボ対照無作為化試験。なんでアジスロマイシンばかりがこんな目に。母体の敗血症または死亡(複合アウトカム)は,アジスロマイシン 1.6% vs プラセボ 2.4%で、RR 0.67(0.56 〜 0.79)。死産または新生児死亡または敗血症の発生率は同等だった(RR 1.02 95%CI: 0.95〜1.09)。複合アウトカムの差は、主に敗血症発生率(アジスロマイシン 1.5% vs プラセボ 2.3% RR 0.65 95%CI: 0.55〜0.77)に起因すると考えられた。新生児敗血症は9.8% vs 9.6%で有意差なし。死産の発生率、4週以内の新生児死亡には有意差なし。アジスロマイシンは有害事象の発生率の高さと関連せず。

これまた、寄与危険度は低いんだろうなあ・・・。途上国用だと思うけど、耐性化が懸念される。

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