見出し画像

611. Potential for Maternally Administered Vaccine for Infant Group B Streptococcus

Madhi SA, Anderson AS, Absalon J, et al. Potential for Maternally Administered Vaccine for Infant Group B Streptococcus. N Engl J Med. 2023;389:215-227.

妊婦を対象としたGBSの6価抗体製剤(複数種類)の第2相プラセボ対照試験。生後89日までの新生児の侵襲性疾患のリスク低下と母親、児の特異的IgG(抗CPS IgG)濃度を評価。抗CPS IgG濃度は、新生児の疾患リスク低下と関連。疾患のリスクを75~95%減少させるIgGの閾値は、0.184~0.827μg/mlであった。安全性を懸念させるシグナルは母親、乳児とも観察されなかった。有害事象の発生率および重篤な有害事象の発生率は、母親、乳児ともに試験群間で同程度であった。リン酸アルミニウムを含むワクチンを投与された群では、より多くの局所反応が観察された。乳児において、最も多かった重篤な有害事象は軽度の先天異常(臍ヘルニアおよび先天性皮膚メラノサイトーシス)であった。すべてのGBSの血清型に対して母親の抗体反応を誘導し、母親と乳児の抗体比は投与量にもよるが、約0.4~1.3であった。0.184μg/ml以上の抗CPS IgG濃度を示した乳児の割合は、血清型および製剤によって異なり、最も免疫原性の高い製剤に対しては57~97%の乳児が血清反応を示した。

いいところまで来てますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?