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571. Outpatient treatment of COVID-19 and incidence of post-COVID-19 condition over 10 months (COVID-OUT)

Bramante CT, Buse JB, Liebovitz DM, et al. Outpatient treatment of COVID-19 and incidence of post-COVID-19 condition over 10 months (COVID-OUT): a multicentre, randomised, quadruple-blind, parallel-group, phase 3 trial. Lancet Infect Dis. 2023:S1473-3099(23)00299-2.

メトホルミン、イベルメクチン、フルボキサミンによる外来COVID-19治療のLong-COVID抑制効果を検討。COVID-19の症状が7日未満で、登録前3日以内にSARS-CoV-2のPCRまたは抗原検査が陽性であることが証明された、30~85歳の過体重または肥満の成人を対象。2×3の並列要因ランダム化(1:1:1:1:1:1)により、メトホルミン+イベルメクチン、メトホルミン+フルボキサミン、メトホルミン+プラセボ、イベルメクチン+プラセボ、フルボキサミン+プラセボ、またはプラセボ+プラセボのいずれかに割付。1126人中632人(56-1%)が女性、494人(43-9%)が男性で、632人中44人(7-0%)が妊娠していた。年齢中央値は45歳(IQR 37-54)、BMI中央値は29-8kg/m2(IQR 27-0-34-2)。93人(8.3%)が300日目までにLong-COVIDの診断を受けた。累積発生率は、メトホルミン投与群では6.3%(95%CI 4.2-8.2)、プラセボ投与群では10.4%(7.8-12.9)だった(HR 0.59 95%CI 0.39-0.89; p=0.012 )。メトホルミン効果はサブグループ間で一貫して認められた。メトホルミンが症状発現から3日以内に開始された場合、HRは0.37まで低下した。イベルメクチン(HR 0.99)、フルボキサミン(HR 1.36)は、Long-COVIDに影響を与えなかった。

メトホルミン・・・どうなるんだ、これ。

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