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485. Are Early Childhood Viral Infections Linked With Asthma?

https://www.medscape.com/viewarticle/989464

Are Early Childhood Viral Infections Linked With Asthma? - Medscape - Mar 10, 2023.

RSV感染やRV感染は、その後の喘息発症のリスクと関連している。例えば、2022年に発表された研究では、RSV感染症で入院した子どもで、重症で集中治療室に入院した人の60%が3歳から6歳の間に喘息の症状を呈したのに対し、RSVの軽症例では18%だった。

一方、RSVと喘息発症の関連は、より軽症の感染例でも見られ、アメリカのCOAST研究では、0~3歳の小児でRSVまたはRVの感染時に喘鳴が発生することが、6歳時の喘息のリスク上昇と関連した。ウイルスによる喘息は、そうでない喘息よりも重症であることを示唆する研究結果もあり、2020年に発表されたスコットランドの研究では、RSV感染歴のある子どもは、RSV感染歴のない喘息患者よりも入院回数が多く、より多くの薬を必要としたとのこと。

これだけでは、RSV/RVの喘鳴が原因なのか結果なのかはよくわからない気もするが、RVは、Th2有意の炎症環境を作り出す傾向があり、喘息発症の素因となる特定のリスク遺伝子(CDHR3)とも関連するそうです。


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