576. Intravenous Vitamin C in Adults with Sepsis in the Intensive Care UnitList of authors.

Lamontagne F, Masse MH, Menard J, et al. Intravenous Vitamin C in Adults with Sepsis in the Intensive Care Unit. N Engl J Med. 2022 Jun 23;386(25):2387-2398. doi: 10.1056/NEJMoa2200644. Epub 2022 Jun 15. PMID: 35704292.

カテコラミン治療を受けている成人の敗血症患者に対するビタミンC静注の使用を評価。ビタミンC（体重1kgあたり50mgの用量）またはプラセボのいずれかの点滴を6時間ごとに最大96時間投与する群に割り付け。主要アウトカムは、28日目の死亡または臓器障害（血管作動薬の使用、侵襲的人工呼吸、人工透析と定義）の複合アウトカム。

主要転帰は、ビタミンC群で429例中191例（44.5％）、対照群で434例中167例（38.5％）に発生（リスク比 1.21 95％CI: 1.04～1.40）。28日後、ビタミンC群で429例中152例（35.4％）、プラセボ群で434例中137例（31.6％）が死亡（リスク比 1.17 95％CI: 0.98～1.40）、臓器障害はそれぞれ429例中39例（9.1％）、434例中30例（6.9％）に認められた（リスク比 1.30 95％CI: 0.83～2.05）。臓器障害スコア、バイオマーカー、6ヵ月生存率、健康関連QOL、ステージ3の急性腎障害、低血糖エピソードに関する所見は両群で同様。ビタミンC投与群では、1例が重篤な低血糖を起こし、1例が重篤なアナフィラキシーを起こした。

さしあたって、ビタミンC、意味なし。