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691. Biomarker Changes Can Begin 18 Years Before Alzheimer Disease Diagnosis

Harris E. Biomarker Changes Can Begin 18 Years Before Alzheimer Disease Diagnosis. JAMA. Published online March 06, 2024. doi:10.1001/jama.2024.1568

アルツハイマー病を発症する6〜18年前に、脳脊髄液(CSF)中のタンパク質を含むいくつかのバイオマーカーに変化が現れる可能性があることが、家族歴のない中国600人以上を対象とした前向きコホート研究で明らかになった。

Aβ42として知られるアミロイドβ蛋白の量は、後にアルツハイマー病と診断された人の方が、発症しなかった人よりも18年早く髄液中に検出され始めた。Aβ40に対するAβ42の比率の上昇やリン酸化タウの増加を含む他のマーカーは、それぞれ診断の14年前と11年前に発症した人々で出現した。これらの変化は、認知機能の低下や海馬の容積が減少する数年前には生じていた。

ただし、バイオマーカーの収集には障壁があり、アミロイド陽電子放射断層撮影の費用、リスクがあるが無症状の人が髄液検査のために脊髄穿刺を受けることなどがそれに当たる。

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