見出し画像

458. Effectiveness of Bivalent Boosters against Severe Omicron Infection

Lin DY, Xu Y, Gu Y, Zeng D, et al. Effectiveness of Bivalent Boosters against Severe Omicron Infection. N Engl J Med. 2023 Feb 23;388(8):764-766.

2022年9月1日から12月8日までの二価ブースター期間と、2022年5月25日から8月31日までの一価ブースター期間で報告されたCOVID-19を比較。

ブースターの有効性は約4週間でピークに達し、その後は低下。12歳以上の全参加者において、1価ブースター投与後、15~99日目に入院に至る重症感染症に対するワクチン有効率は25.2%(-0.2~44. 2)、2価ブースターの有効率は58.7%(43.7~69.8)であり、ワクチン効果の差は33.5%ポイントだった。入院または死亡に至る重症感染症に対するワクチン効果は、一価ブースターで24.9%(1.4 to 42.8)、二価ブースターで61.8%(48.2 to 71.8) で、差は36.9ポイント。これは過去の感染既往にかかわらず同じ傾向で、ワクチンの種類にもよらなかった。

一応、ブースターに関しては2価ワクチンの勝ち。でも、交絡因子の調整が必要だと著者は言っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?