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566. Detection of SARS-CoV-2 B.1.351 (Beta) Variant through Wastewater Surveillance before Case Detection in a Community

Sutton M, Radniecki TS, Kaya D, et al. Detection of SARS-CoV-2 B.1.351 (Beta) Variant through Wastewater Surveillance before Case Detection in a Community, Oregon, USA. Emerg Infect Dis. 2022;28:1101-1109.

廃水中のウイルスのゲノム配列から新種のSARS-CoV-2を特定しようとする試み。オレゴン州リン郡の廃水中のSARS-CoV-2亜種の特徴を明らかにするため、亜種に固有の変異セットを明らかにする多座配列タイピング(MLST)を使用した。この研究の対象期間以前に、オレゴン州で確認された159,455人の症例では優勢な変異体はB.1.427/B.1.429(Epsilon)であり、B.1.351(β)とP.1(γ)の変異体はわずかしか確認されなかったが、本研究で廃水サンプルのMLSTを行ったところ、Betaの出現が報告例での検出より12日前に検出された。同様の所見は他の場所でも見られた。

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