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675. Risk–benefit analysis of primary prophylaxis against Pneumocystis jirovecii pneumonia in patients with rheumatic diseases receiving rituximab

NEJM Journal Watchより。

リツキシマブ投与中患者のニューモシスチス肺炎発生率に関する後ろ向きコホート研究。リツキシマブを受けている患者818人のうち、419人はトリメトプリム/スルファメトキサゾール(TMP/SMX)による予防を受け、399人は予防を受けていなかった。TMP/SMX グループの患者は対照患者よりもコルチコステロイドの併用を受ける可能性が高かった (63.5% 対 24.1%)。PJPの発生率は、TMP/SMX群では100人年あたり2.2人で、対照群では1.2人だった。積極的に予防している期間に発生したのは1件のみだった。PJP患者11人中10人がプレドニゾン30mg/日以上のグルココルチコイドを投与されていた。高用量のグルココルチコイドの投与(HR 16.2)および ANCA 陽性血管炎(HR 3.9)は、PJPの危険因子だった。高用量のグルココルチコイドを投与された人の発症率は100人年あたり7.9、投与されていなかった人のリスクは0.4だった。PJP 患者 11 人の死亡率は 63.6%、人工呼吸器装着は91.0%だった。

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