見出し画像

618. Reliability of Admission Procalcitonin Testing for Capturing Bacteremia Across the Sepsis Spectrum: Real-World Utilization and Performance Characteristics, 65 U.S. Hospitals, 2008-2017

Lawandi A, Oshiro M, Warner S, et al. Reliability of Admission Procalcitonin Testing for Capturing Bacteremia Across the Sepsis Spectrum: Real-World Utilization and Performance Characteristics, 65 U.S. Hospitals, 2008-2017. Crit Care Med. 2023 Jul 3. doi: 10.1097/CCM.0000000000005968.

NEJM Journal Watchより。

2008年から2017年までに米国の65の病院で治療を受けた患者のうち、入院当日にプロカルシトニン検査と血液培養の両方を受けた74,958例(血液培養のみを受けた全患者の10%)のデータを用い、プロカルシトニンの性能を評価した。血流感染症が疑われた患者と確定された患者の死亡率は、それぞれ13.4%と17.0%であった。血流感染が確認された患者の死亡率は、敗血症がない場合は13.6%、ショックでない敗血症の場合は16.7%、敗血症性ショックの場合は37.8%であった。プロカルシトニンは、血液培養から分離された細菌と疾患の重症度によって異なっていた(敗血症なしで1.2ng/mL、ショックのない敗血症で3.8ng/mL、敗血症性ショックで12.4ng/mL)。血流感染症の検出において、0.5ng/mLのPCT閾値は感度 68.2%、特異度 65.6%、陽性適中率 23.1%、陰性適中率 93.2%であった。全コホートにおけるプロカルシトニンのによるAUCはわずか0.72であった。経験的抗菌薬療法を受ける可能性は、プロカルシトニンが0.5ng/mL以上の患者(39.7%)と0.5ng/mL未満(38.4%)で同程度であった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?