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590. Fusarium Meningitis as a Consequence of Medical Tourism

https://www.jwatch.org/na56257/2023/06/23/fusarium-meningitis-consequence-medical-tourism

2023年6月1日、CDCが2023年1月に発生したFusarium solani真菌性髄膜炎の複数州にわたるアウトブレイクを報告。25州212人の最初の感染者は、メキシコのタマウリパス州マタモロスにある2つのクリニック(River Side Surgical CenterまたはClinica K-3)のいずれかで硬膜外麻酔による美容整形手術を受けたことが関連している。曝露された可能性のある人は、2023年1月1日から5月13日までいずれかのクリニックで硬膜外麻酔を受け、その後クリニックは閉鎖された。

硬膜外麻酔歴のある人は、曝露後数週間経過後に無症状のまま髄膜炎を発症する可能性がある。曝露を受けた人は全員、磁気共鳴画像診断を受けるとともに、腰椎穿刺を行って脳脊髄液(CSF)を採取し、細胞数、β-D-グルカン、真菌培養、PCRなどの検査を受けるべきである。これまでのところ、このような患者で最も頻繁に同定される菌はF. solaniである。診断がつけば、長期にわたる抗真菌薬治療が必要となる。フザリウム髄膜炎を早期に発見することは、致死率を最小限に抑えるために重要であるが、現在の致死率は40%以上である。

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