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481. It's (Finally) Time to Stop Calling It a Pandemic: Experts

It's (Finally) Time to Stop Calling It a Pandemic: Experts - Medscape - Mar 17, 2023.

https://www.medscape.com/viewarticle/989815

WHOによるパンデミック宣言から3年が経ち、現在、保健医療制度はもはや圧倒されておらず、1年以上にわたって大きなウイルス変異がないことから、多くの感染症専門家は、危機がパンデミックからエンデミックに移行したと宣言している。

エンデミックとは、広義には、指定された地域でウイルスとそのパターンが予測可能で安定していることを意味する。現状、SARS-CoV-2は、世界の大部分で優勢なXBB.1.5やXBB.1.9.1よりも増殖に有利なものはまだ出現していない。

しかし、2つの懸念があり、1つは、1日の入院者数と死亡者数が、それぞれ26,000、350と、インフルエンザが重症化した場合の1日の死亡者数をはるかに上回っていること。2つ目は、最近のオミクロン変種よりもさらに感染力や致死率が高い、あるいはその両方を持つ新しいウイルスファミリーが進化する可能性があることである。

ヴァンダービルト大学医療センターの感染症専門家、ウィリアム・シャフナーは、SARS-CoV-2がエンデミックと呼べる理由を3つあげている。第一は、高い集団免疫。第二に、もう医療、経済、社会的に地域に危機をもたらす可能性はないこと、3つ目は、オミクロンの重症度が軽いこと。

ただし、「たとえエンデミックと呼んでも、医療システムに多大な負担をかける深刻なウイルスであることに変わりはない」という声や、情報が少なく、インフルエンザでは流行は予測可能で、いつ波が来るかわかっているが、COVID-19ではそうではないので、エンデミックとするには早いという声もある。

世界的にみると、予防接種で高い免疫力を持つ国ではCOVID-19は大した病気ではなく、それ以外の場所では危機的な状況が続くという未来が見えている。SARS-CoV-2は、謙虚に取り組むことを教えてくれたが、結局の所、何が起こるか最終的にはわからない。

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