クロスバイクからロードバイクへ

先日、クロスバイクにハマった話をしました。

クロスバイクで遠くに行くことを繰り返していたらいつの間にかハマっていました。
クロスバイクでは丸一日かけて300km走るのが限界で、遠くに行けば行くほど「ロードバイクならもっと速く走れるはずだから、もっと遠くに行けるはず。だからロードバイクが欲しい」と思うようになりました。

さらにロードバイクを買おうと決意した出来事がもう一つあります。
クロスバイクを買って半年くらい経って、あることを思いつきます。

「箱根駅伝のコースって、クロスバイクで走れるんじゃね?」

箱根駅伝のコースは1区間が約20kmの10区間、自宅からスタート地点まで片道で30kmくらい、つまり300km未満なので行けるはず。
という安易な考えをもって思い立ったら即実行です。

2021年の2月のある日、朝4時くらいに家を出発し、朝6時くらいに大手町からスタートします。箱根に入るまでは難なく走り切りました。ここから地獄を見ます。

当時はヒルクライムをしたことがなく(普通はクロスバイクでヒルクライムをする頭おかしい奴はいない笑)、宮ノ下までは何とか上ったのですが、そこから少し先で足の攣れるところを全部攣って死にかけました。笑
両足の前太もも、ハムストリングス、ふくらはぎを全て攣ると人間は何もできなくなることを身をもって学びました。

しかし、5区の途中まで頑張ってきて、ここで諦めたら何か負けな気がします。宮ノ下からクロスバイクを押して歩きました。ちなみに、想像を絶するくらい長い坂道です。

午後4時くらいに何とか芦ノ湖についてゴールですが、復路が残っています。自分のポリシーとして泊まらずにチャリ活をするのが大事だと思っているので笑、往路で終わるわけがありません。
完全に死んだ足で復路を走ります。なぜかこういうときってあり得ない力が出るんですよね、火事場の馬鹿力的な。
特に、小田原~横浜はとんでもないペースで走り切りました。そこから一気に疲れがきて10区はあり得ないくらい遅いペースでした。笑
最後にスタート地点から自宅まで、荒川沿いを爆走して深夜1時くらいに帰宅です。

この経験からある決意をします。

「ロードバイクを買って箱根を余裕で登りきる」

そして、その3ヶ月後(クロスバイクを買って9ヶ月後)についにロードバイクを買います。で、箱根を余裕で登るためにヒルクライムにハマったというわけです。すべてはあの日の悔しさを晴らすために。

ちなみに、1ヶ月くらい前にロードバイクで箱根駅伝チャレンジをしました。箱根は足を攣らずに登りきれたのですが、タイムが遅いのでまだまだ修行が必要です。また、最悪の事態を考えてロードバイクを解体して電車で帰れる準備をしていたので自分に甘えが出てしまい、復路の大手町から自宅までを電車で帰るという禁じ手をしてしまいました。
まだまだ弱い自分に打ち勝つために追い込む必要があります。来年こそは満足のいく走りをせねば。

ではでは。


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