2022 Week13 NYJ@Vikings

シーズンもいよいよ終盤に差し掛かり、残すところ後6週。
Jetsは7勝4敗でAFC Eastの3位となっているが、首位のBillsとは1.5ゲーム差。AFCのワイルドカード争いでも第7シードにつけている。
12月に入って「意味のあるゲーム」（消化試合でないゲーム）ができるのは、2015年シーズン以来か。いい意味で勝敗に一喜一憂できるのも久しぶりだ。

ゲームプレビュー

前週のBears戦から、QBをザック・ウィルソンからマイク・ホワイトに交代させたロバート・サラヘッドコーチ。Bears戦では早速その効果が現れ、トータル獲得ヤード466とオフェンスが爆発して31-10で快勝。マイク・ホワイトは22/28の315ヤード、3TDでインターセプトゼロと素晴らしい成績を残した。
一方のディフェンスは、ジャスティン・フィールズを欠くBearsオフェンスをトータル292ヤード、1TD1FGの10点に抑え、相変わらず好調。
今季のロードゲームは4勝1敗と勝ち越しており、9勝2敗でNFC Northの首位を走るVikings相手とは言え、互角以上の戦いが期待できそう。
ポイントはもちろんマイク・ホワイトが前週同様の活躍を見せるか、そしてVikingsのエースレシーバーであるジャスティン・ジェファーソン（レシーブ・ヤーデージでリーグ2位）を、ソース・ガードナー、D.J.リードのCBタンデムがどこまで抑えられるか。
多くの主力選手をケガで失いながら、誰も予想しなかった大健闘を見せるJetsだが、真価を問われるのはここからの6ゲーム。個人的には、3勝3敗で乗り切れば10勝7敗でワイルドカードに滑り込めると思うんだけど、そのためにもこのゲームはものすごく重要になりそう…。

1Q

Vikingsがコイントスに勝ってディファー。タッチバックからJetsの攻撃が始まる。
4プレイ目、ホワイトからのパスをターゲットのコーリー・デイビスが弾き、空中へ舞い上がったボールをVikingsのスミスがキャッチしてインターセプト。波乱の幕開けとなるが、ここはディフェンスが奮起してFGの3点に留める。
次のシリーズ、ホワイトからデイビスへのパスが通ってミネソタ陣30ヤードへ攻め込むも、ここからホワイトのパスが3連続でインコンプリート。結局ズーレインの48ヤードFGで3-3の同点に追いついた。
前週のBears戦ではショートからインターミディエートのパスが面白いように通っていたのだが、今日のホワイトは気負っているのかミスが目立つ。微妙にレシーバーの背後にボールを投げているのが気になるなあ。
1Qはその後パントの蹴りあいから、VikingsがNY陣24ヤード地点まで進んだところで終了。3-3の同点。
 

2Q

開始早々、カーク・カズンズから、右からスラントしてフィールド中央に走りこんできたジェファーソンへのパスが通る。セイフティのホワイトヘッドがタックルするが、体勢が高く、ヘルメットとヘルメットがぶつかってペナルティを取られる。（Unnecessary Roughness:Defenseless receiver)
続くプレイでVikingsのランニングバック、ダルヴィン・クックが左タックルを走り抜けてTD！エクストラ・ポイントも決まって10-3でVikingsがリード。
次のシリーズ、Jetsはホワイトからギャレット・ウィルソンへの15ヤードのパスが通るものの、ホワイトがサックされるなどで結局パント。VikingsはカズンズからWRリーガーへの38ヤードのパスが通り、NY陣24ヤード地点へ。最後はマティソンが中央突破の14ヤードランでTD！XPも決まって17-3とリードを広げる。
好調だったはずのJetsディフェンスだが、なんとなく動きが悪く、タックルも甘くなっているような。マティソンのTDはその象徴的なもので、ほとんど誰にもタッチされずにエンドゾーンに走りこんだよう。

次のシリーズ、Jetsの攻撃は2Q残り3分35秒から。自陣38ヤードでサードダウン残り7ヤードとなり、RBタイ・ジョンソンへのチェックダウン・パスはファーストダウンに届かず。自陣43ヤードでフォースダウン残り2ヤードというシチュエーションで2ミニッツ・ウォーニングを迎えた。前半で少しでも点差を縮めたいJetsはここでギャンブルを選択。ホワイトはTEのタイラー・コンクリンにショートパスを投げるが、微妙にタイミングがずれ、ぼーるはコンクリンの背後へ。取れなくはないボールに見えたが、コンクリンがドロップしてインコンプリート。ターンオーバーとなってしまった。イライジャ・ムーアが完全にフリーになっていたんだけど、見えなかったのかな。
ここで得た攻撃権からVikingsがFGを決め、結局20-3の3スコアゲームとなって前半終了か、と思いきや、残り40秒からのJetsの攻撃。27秒かけて、残り13秒でミネソタ陣42ヤードまで進んだものの、フォースダウンで残り3ヤード。FG蹴るにはちょっと距離があるかな…と思ったのだが、ここでLegatron（レガトロン）またの名をGreg the Legが本領発揮！60ヤードのFGを見事に決めた。しかもバーの上4～5メートルを通ったんじゃなかろうか。実況では「70ヤードでも成功してたんじゃないか」と言ってたし。
ということで、20-6でJets14点のビハインドで前半終了。

マイク・ホワイトの調子は、先週と比べると、しょっぱなの不運なインターセプトを除いてもいまいちのようだ。Vikingsのディフェンス、特にセカンダリーはそれほど凄いとも思えないが、WR陣のドロップも目立つ。ランプレーはバム・ナイトを中心にそこそこ出てはいるが、なにせ前半から追いかける展開になってしまったので、パスに頼らざるを得ない。後半は、ウィルソン、デービスはもちろん、先週久しぶりのTDを決めたムーアや、今日は出番が少ないがデンゼル・ミムズにも活躍してもらいたいところだ。
ディフェンス陣はジェファーソンをしっかり抑えてはいるものの、ランプレーに対する反応が鈍く、タックルも甘い。アンダーニースへのショートパスとランプレーでリズムを作られているので、まずはランをしっかり止めて、カズンズにダウンフィールドに投げさせるシチュエーションにしたい。そうすればJets自慢のDLも見せ場を作れるだろう。

3Q

Jetsのキックオフで後半開始。Vikingsの最初のシリーズは、クックをしっかり止めてスリーアンドアウト。パントをブラクストン・ベリオスが14ヤードリターンして自陣39ヤードからの攻撃となる。
ホワイトからウィルソンへの23ヤードのパス、ムーアのエンド・アラウンドで10ヤード進んでミネソタ陣内21ヤード地点でファーストダウン。ここでオフェンシブ・コーディネーター（OC）のマイク・ラフラーお得意のガジェット・プレイで、モーションしたウィルソンのエンド・アラウンド、に見せかけたパスプレイを試みたが失敗。こういうプレイは決まると鮮やかだけど、少しタイミングがずれたり相手が引っかからなかったりすると、逆にフラストレーションが溜まる。
サードダウン残り7ヤードでホワイトからウィルソンへのパス。通ればTDだったが、ウィルソンのタイミングが遅れてインコンプリート。リプレイを見るとVikingsのDBにしっかり掴まれてるが、ペナルティにはならず。明らかなホールディングだが仕方ない。結局またしてもズーレインのFG（今度は36ヤード）で3点を追加するにとどまり、20-9。
次のVikingsのシリーズ。ようやくJetsディフェンスもエンジンが掛かってきた。セカンドダウン10からのクックのブラストプレイをクウィネン・ウィリアムスがスクリメージの向こう側で止めるTFL（-2ヤード）。ブロックされながら、右腕一本で止めるスーパープレイだ。さらにその次のプレイでカズンズをサック！クウィネンの大活躍でパントに追い込んだ。贔屓目なしで、今シーズンのクウィネンはオールプロ・レベルでプレイしていると思う。DPOY（最優秀守備選手）のタイトルも狙えるんじゃないだろうか。少なくとも現時点ではアーロン・ドナルド（LA Rams）よりも上だ。

さて、自陣26ヤードからのJetsの攻撃。ナイト、ウィルソン、そしてTEのC.J.ウザマへのパスが決まってミネソタのゴール前8ヤードへ。ここでサードダウン残り1ヤードからホワイトのQBスニークで2ヤード進み、残り6ヤードでファーストダウン・ゴールトゥゴー！しかし次のべリオスのエンド・アラウンドでLTのデュエイン・ブラウンがIllegal block above the waist（上半身への不正なブロック）で10ヤードのペナルティをくらい、16ヤード地点まで戻される。
ここからデービス、TEのコンクリンへのパスがいずれも失敗（コンクリンへのパスはキャッチしてればTDだったけどドロップ）し、サードダウンでのムーアへのパスは4ヤードのゲインにとどまって、またまたまたFGの3点のみ。じりじりと追い上げてはいるものの、TDが取れそうで取れない歯がゆさが募る。ともあれ、これで20-12となんとか1スコア・ゲームに持ち込んだ。
その後のVikingsの攻撃では、Jetsのディフェンスが再び本領発揮！サードダウン6でカズンズをサックして、またまたパントに追い込む。サックのクレジットはDEカール・ローソンに付いたが、JetsのDLの圧力は凄い！クウィネン、JFM、そしてブライス・ハフ。あっという間にポケットを崩壊させた。ここでこのクォーターも終了。勝負は4Ｑに。

4Ｑ

Vikingsのパントをべリオスが15ヤードのリターンでNY陣内29ヤード地点から攻撃開始。ホワイトからウィルソンへのスラントだったが、キャッチしたウィルソンがディフェンダーを次々とかわして60ヤードのビッグゲイン！あわやTDか！と思われたが、惜しくもゴール前11ヤードで左足がラインを踏み越えていた。残念！気を取り直して今度こそTD！と期待したが、短いパス2本で3ヤード進んだものの、サードダウン7ヤードからのホワイトのパスは、スクリメージラインで相手DLに叩き落とされフォースダウン。なんだか、レッドゾーンに入った途端、オフェンスの歯車がかみ合わなくなるみたいだ。ラフラーのプレイコールもちょっとファンシーに偏っている気がする。あまり奇をてらわずに、シンプルなランプレーを使っても良さそうだけど。
まあ、仕方がない。もう一つズーレインのFGが決まり、20-15。

次のVikingsのシリーズ。オフェンスが点を取るべき時に取れないと、ディフェンスにも影響するいい例になってしまった。
ミドルパス2本とクックのランでNY陣39ヤードまであっさり進まれ、さらにカズンズからアダム・シーレンへの25ヤードのパスが決まって自陣14ヤード地点に。最後は警戒していたジェファーソンへ、10ヤードのTDパスを決められ、27-15とVikingsのリードは再び12点に開いた。D.J.リードも良くカバーしていたんだけど、さすがはジェファーソン。バックショルダー・パスを難しい体勢で見事にキャッチした。
このシリーズ、カズンズは5/5のパス成功で62ヤード獲得。計7プレイで75ヤードを許してしまった。後半になってここまではパーフェクトに近いJetsディフェンスだったけど、このシリーズはエアポケットに落ち込んだみたい。さあ、残り時間は8分33秒しかないぞ。

キックオフがタッチバックで自陣25ヤードからのJetsの攻撃。最初のプレイでナイトが左エンドを抜けて67ヤードのビッグゲイン！ホールを抜けてからのナイトの加速力は素晴らしい！センターのマクガバンがプルアウトして、相手DLを完全にブロックし、エッジをセット。さらにWRの二人、ミムズとデービスのブロックも完ぺきだった。
ミネソタ陣27ヤードからのファーストダウン、ホワイトからウィルソンへのパスは、相手DBのパス・インターフェアランスを誘い、ゴール前3ヤード地点からのファーストダウンを獲得！さあ、今度という今度は頼むよ！！しかしここからVikingsディフェンスが粘る粘る。ナイトのランは-2ヤード、ムーアへのパスは通らず、ホワイトのスクランブルもゴールライン直前で止められる。さあ、フォースダウン・ゴールで残りは1ヤード足らず。ここは当然行くしかない！
次のプレイはホワイトのQBスニーク！ゴールラインで一度VikingsのDLにはね返されたが、方向を変えて再度猛プッシュ！TDなのか？それとも…。審判の判定はTDならずでターンオーバー！万事休すかと思われたところでオフィシャル・リプレイに。祈る思いで審判を待つが、なんと判定が覆り、TDが認められた！やれやれ…。苦しみぬいたけど、これで27-22とワン・ポゼッション差だ。残り時間はまだ6分45秒もあるぞ。行ける！

いよいよ正念場だ。まずはディフェンス。底力を見せてくれ！
Vikingsの攻撃。最初のランプレーをまたもやクウィネンが止めて-2ヤード。このプレーでクウィネンは肩を痛めたみたい。ちょっと心配かも。次のパスは失敗、そしてサードダウンからのカズンズのパスはファーストダウンには届かず、見事にスリーアンドアウトに抑える！さあ、オフェンスの出番だ。
相手パントをべリオスがフェアキャッチして、自陣16ヤードからJetsの攻撃。最初のプレイはGoルートを走るウィルソンへのロングパス！見事なストップ＆ゴーでVikingsのCBピーターソンを置き去りにし、オープンとなったウィルソンだが、ホワイトのパスは伸ばしたその指先をわずかにかすめてインコンプリート…。あと数センチの差で、84ヤードのTDパス！とはならなかった。しかし次のプレイではデービスをヒットして23ヤードのゲイン。さらにナイトのラン、べリオスへのショートパスで前進するが、Vikingsディフェンスも奮起して、敵陣47ヤード地点でフォースダウン残り10ヤードという土壇場に追いつめられる。サードダウンのプレイでは、コンクリンへのパスを試みたものの、Vikingsの激しいパスラッシュを受けてインコンプリート。しかもOLのアサインメント・ミスか、こぼれてきたDEハンターにホワイトがノックダウンされてしばらく立ち上がれない。しかし、その次のプレイでホワイトは、ただのゲーム・マネージャーではなく、ここぞという場面でチームを背負うことができるQBであることを示して見せた。またもや強烈なパスラッシュを受けながら、冷静かつ思い切りよく投げ込んだパスを、タイトなカバレッジを受けながらもデービスがキャッチ！Vikingsセイフティがかろうじて足をすくったものの、ミネソタ陣16ヤードでファースト・ダウン獲得！2プレイ後、ゴール前4ヤード地点でさらにファースト・ダウンを得て2ミニッツ・ウォーニングとなった。ここまで来ると、完全にJetsは押せ押せムード。残り時間から見て、ここでTDを取れば逆転勝利の確率は相当高い。
さて、2ミニッツ明けの最初のプレイはナイトのラン。中央に3ヤードのゲインでゴール前1ヤードに到達。あと一押しだ！しかし今日はここからが遠い。セカンド・ダウンのランプレーが止められ、サード・ダウンでのパスが失敗に終わってあっさりフォースダウンとなってしまった。残り時間は1分46秒、タイムアウトは3つ残っている。FGを蹴って27-25の2点差とし、次のVikingsの攻撃を3アンドアウトに抑えれば、まだ時間は1分程度あるはず。そこから再度攻撃権を得て、FGで逆転勝利というシナリオも描けるが…。
しかし、サラ・ヘッドコーチの選択は、あくまでもTD狙いだった。フォースダウン、ゴール・トゥ・ゴー。ボールは1ヤード地点。ここでJetsオフェンスがとったのは、なんとエンプティ・バックフィールドのフォーメーション。RBがいないため、ディフェンスはパス守備に専念できるが…。スナップを受けたホワイトは、モーションからゴールライン際のルートを走るべリオスにパス。わずかに体の後ろ側に投げられたボールだが、べリオスならキャッチできるはず…だが、ボールは無情にもべリオスの手からこぼれてインコンプリート。結局得点できずに相手に攻撃権を渡すことに。
この時点で残り時間は1分43秒。大きなチャンスは逃したものの、まだあきらめるには早い。今年のJetsが一味違うのはここからだ。
まずはディフェンスが本領発揮でVikingsの攻撃をシャットアウトし、あっさり3アンドアウトでパントに追い込む。べリオスのリターンで、ミネソタ陣43ヤードといういいフィールド・ポジションから最後の攻撃だ！時間は残り1分19秒。タイムアウトはゼロ。フットボールでも最もスリリングな展開だ。
タイ・ジョンソン、そしてウィルソンにパスが通ってミネソタ陣19ヤードからのファースト・ダウン。残りは32秒！今シーズン何度も土壇場での逆転劇を演じてきたJets。ここも最高の見せ場になった。
まさにしびれるような状況の中、ホワイトはエンドゾーンをめがけて淡々とパスを投げる。数多くのレシーバーにパスを投げ分けるタイプのQBだが、ここでもコンクリン、ウィルソン、ムーアへと、一投ずつターゲットを変える。しかし必死の踏ん張りを見せるVikingsの前に、いずれもインコンプリート。とうとうフォースダウンへと追い込まれたホワイトが、最後のターゲットに選んだのはデービスだった。通ればTDで逆転！というパスは、デービスに届く寸前に、ゾーンで守っていたセイフティがインターセプト。これで万事休す…。

結果、27-22でVikingsに敗れ、Jetsは7勝5敗となった。

ゲームレビュー

なんとも悔しい敗戦。獲得ヤードでは486対287と圧倒し、ファースト・ダウン、タイムオブポゼッションでも上回りながら、ここぞという場面で得点できなかった。レッドゾーンへ6回入りながら、TDは1つのみ。3回のレッドゾーン侵入を全てTDに結び付けたVikingsとの差が大きかった。
マイク・ホワイトは31/57で369ヤード、インターセプトを2つ喫し、TDはゼロ。前半はやや精彩を欠いたが、後半はいくつかのビッグタイム・スローを決めて能力の高さを示した。タイトなウィンドウにも思い切って投げ込み、パスラッシュを恐れずに立ち向かう勇気は素晴らしかったと思う。単なるゲームマネージャーではなく、周りのプレーヤーの能力を引き出し、ゲームの流れをつかむことのできるQBであることを強烈にアピールしたのではないだろうか。
オフェンスでは、RTのジョージ・ファントの復帰が大きい。ルーキーのマックス・ミッチェルも故障前はいい働きをしていたが、今日のゲームでは故障明けということもあって押される場面が目立った。サラ・ヘッドコーチもそれを見て途中でファントに替えたのだろう。
バックス陣ではギャレット・ウィルソンが8キャッチ162ヤードの大活躍。RROYの有力候補となる実力を発揮して見せた。そして初スタートとなったRBバム・ナイトも15キャリーで90ヤード、5キャッチ28ヤードの好成績。今日はマイケル・カーターが故障ということでの代役だったが、この調子だと来季はブリース・ホール、カーター、ナイトの超強力RBトリオが誕生するのでは？
ディフェンスでは今季絶好調のクウィネン・ウィリアムスが今日も爆発。1サック、3TFLにQBヒットが2。まさにオールプロレベルの活躍だ。今オフには契約延長を勝ち取るのでは。というか、Jetsはそうすべきだ。
注目されたVikingsのジェファーソンとソース・ガードナーのマッチアップだけど、ジェファーソンは7キャッチ45ヤード（1TD）にとどまった。ちなみにTDはガードナーではなくD.J.リードがカバーしていたもの。カズンズを21/35の173ヤードに抑え込んだJetsのDB陣は、リーグでも屈指と言えるだろう。

これで7勝5敗となったが、かろうじてAFCのワイルドカード争いで第7シードを守っている。AFCイースト首位のバッファローとは2ゲーム差。残り5ゲームの対戦相手は、@BUF、DET、JAX、@SEA、@MIAとなっている。
まだまだ予想は難しいが、最低でも3勝2敗で乗り切って、トータル10勝7敗にしないとプレーオフは厳しそうだ。厳しい面子だが、少なくとも自力で勝ち上がる可能性を残しているのだから、幸せと言えるだろう。ここ数年、この時期には来年のドラフトのことしか話題がなかったしね。
まずは来週のBills戦。ホームでは勝っているが、Billsも故障者が復帰してきてるし、スーパーボウル候補の本命であることに間違いない。厳しい戦いになるのは当然だけど、今のチーム状態ならば勝てない相手ではない。極寒のバッファローでもいいゲームを見せてくれるだろう。