見出し画像

落ちこぼれがエンジニアになってよかったと思った4つのこと

最近は小学校からプログラミングの必修化や、社会人になってからエンジニアを目指すといった流れもあり、エンジニア自体の注目度が昔より上がっている気がします。そんなエンジニアという職業を始めて早3年強経ちました。

僕の軽く経歴だけ話すと、僕は文系で、かつ大してPCを触ったことすらほぼなく、高校で受けるタイピング検定にすら落ちる始末。大学受験に失敗し、兄の勧めでエンジニアを目指し情報系の専門学校に進学するところから始まります。(ゴミみたいな経歴やな)当時大して勉強していないので、卒業制作もコピペで終わった気がする….。そんな感じの落ちこぼれでした。

なんやかんや、卒業した後は以下のような感じで社会人をやってました。

情報系の専門学校卒業
    ↓
SIer会社に入社し数人しかいないSES部署に配属
※SES:派遣と考えてください
    ↓
取引先が◯クルートの不動産サイトの二次請け(あの緑の生命体のやつ)
    ↓
コードをほぼ触らず、Excelを触る日々を過ごして約半年(コード分からんのに仕様書書いたり、テストばっかやってた
この頃、実は取引先の取引先(つまり◯クルート側)には名前すら入ってなかった(プロジェクト的に正式にアサインされてなかったらしい)
    ↓
ようやく開発を任せられるも、半年書いてもないかつ触ったことない言語だったので案件を2個ほどポシャる
    ↓
半年プライベートで修行
社内でも泥臭くプログラミング(phpとjsメイン)を勉強しまくった
    ↓
半年頑張った成果で、ようやく開発メンバーに選抜。
新規開発プロジェクトにアサインされて、エンジニアとしてある程度成長する
    ↓
最後にアサインされたプロジェクトの納期が厳しく残業30時間くらいでヘトヘトになる
SESのやり方と自社への不信感から退職
    ↓
転職して、自社サービス開発をしている会社のエンジニアになる(イマココ)

元の会社がブラックとは言わないまでもまああんまり良い会社じゃなかった。けど案件ガチャには恵まれて、大手企業の中に潜り込んで開発が出来たので、そこは良かったかな。大手の開発手法やノウハウなどが今のエンジニアとして基盤となっています。

話が逸れましたが、SESのExcel職人から〜自社開発まで体験してみて早3年。ほぼ、ノリでなったエンジニア。そんな目指し方でも良かったことが4つほどありました。それを書いていこうと思います。

・大して学歴が重視されないから就職に困らない
・割と自由度が高い
・技術あればとりあえずなんとかなる
・達成感を得られやすい

エンジニアは大して学歴が重視されていないから就職に困らない

ちょい極論ですがエンジニアって大した学歴が無くても、就職にあんまり困らないんですよ。
世の大学生とかは痛感する事が多いと思いますが、就職って観点で見ると「聞いたこともない大学出とるなこいつ。落としたろ。」って感じで落とされる事が多いと思います。

書類審査がそもそも通らないパターンのやつですね。全然今も大企業ではMARCH以上、早慶上、旧帝国大学以外は応募を受け付けていない会社とかあります。それに加えてTOEICやらスペック高そうな持ってないと、就職厳しいとか普通にあります。

ただ、一部を除いてそんな大きな企業のエンジニアの学歴を聞いてみても、大して学歴が高くありません。
・専門学校卒業
・知らん大学の文系学部卒業
ざらにいます。いや、本当に中には超有名大学の情報系とか出てエキスパートの人もいますよ?ただ、そういった人たちじゃ無くても普通にいます。

僕も専門学校卒業なので、世間一般的に見ると「低学歴」扱いだと思います。(そもそも専門学校に学歴なんてあんのかな…)早慶上の学生に「え?お前専門なの?w」とインターンで嘲笑われたこともぶっちゃけありますで。

ただ、僕は就職の際にも、転職の際にも特に学歴で見られることはなかった。エンジニアは技術職という部類なので、別に開発のノウハウなどがあれば普通に通る。これが普通にびっくりした。僕には兄がいるのですが、当時リーマンショックの波にぶち当り、その頃の就職の話を聞かされていたから、結構思っていたよりギャップがあった。(学歴で結構落とされたりなど闇深い話を聞いていた

現在、プログラミングスクールや独学を経てエンジニアに転職しようとしている人を結構見かけますが、その中で「俺(私)特に学歴なんてないし、本当に就職できるのか」みたいなことを言ってる人をたまに見かけますが、大企業を除いて大体の企業はほとんど問題がありません。(まあ持っていて方が良いけど)

なので、学歴コンプレックスを抱きやすい人でも、エンジニアになる際には特に気にしなくて良いと思います。学歴あっても技術がないと「は?いらんわ」みたいな業界なので。

エンジニアは社会人なのに割と自由度が高い

僕が個人的に気に入ってる部分です。
エンジニアって割と社会人の中では自由度が高いです。エンジニアに関わらずクリエイター業の人なども似たようなものだと思います。

そもそも、社会人の自由度とは何か?
僕が考える自由度というのは所謂「何かしらで規約があり、会社に拘束されている」感がないと考えています。例えば以下のようなことですね。

■自由度がないと感じること
・服装は必ずスーツ、髪は黒髪
・休憩は指定の時間済ませる
・自分の座席に張り付いて仕事をする
・取引先の人とか飲み会
・満員電車の中出勤しなくちゃいけない
・副業禁止

仕事をする前に色々制限されすぎな制度。個人的には、上記のようなことを強いられると拘束感を感じて、自由度がないなあと思っていました。以前いた会社では上記のようなことを強要されていたので。
ただ、エンジニアは会社にもよりますが、上記のような拘束感はほぼないです。例えば今僕が働いてる会社を例に取ると

■自由度があると感じること
・服装は自由(夏はTシャツ、短パン、サンダルで良い。とりあえず裸じゃなければ
・髪型も自由(何色でも良いし、ドレッドヘアとかモヒカンでもなんでもOK
・休憩は自由(その日の仕事が終わるのであれば、軽くゲームしてても良いし仮眠してもいい
・座席は自由(一応、座席は用意されていますが、別にそこにいなくてもいい。ソファでやってもいいし、立ちながらでもOK
・リモートOK(これは僕はまだ許可されてないので詳しくは知らず・・・
 →コロナ対策で急遽リモートになりました
・副業OK

仕事中における拘束感はほぼありません。皆自由気ままに仕事をしています。上記は営業職などをやっているとまずあり得ないと思います。(エンジニアに限らず、一部の事務職とかは多分あると思いますが

こういった部分が割と緩いのがエンジニアだなあと思います。特に服装とかリモートOKとかですね。僕自身拘束されるのが死ぬほど嫌いなので「こういった制度を利用できるのがものすごく利点だなあ」と思いました。「変な拘束感なく仕事を伸び伸びしたい!」という人はエンジニアに向いているかもしれません。

エンジニアは技術があればとりあえずなんとかなる

上記で学歴の話をしていますが、こっちも似たような話です。エンジニアは技術があればなんとかなる職業だと思います。
なんとかなるってなんやねんって感じですが、卑しい話、お金や働き方の話です。

・技術があればお金を稼げる
・技術があればリモート
も出来る
・技術があれば会社を選ばず色々なところで仕事ができる

アントニオ猪木みたいになりましたが、極論上記のような感じです。

■技術があればお金を稼げる
会社にもよりますが、エンジニアや技術系の人はほぼ年功序列がありません。(実力主義って言うのは大げさ感あるけど
同じ会社でも、僕は現在24歳ですが、僕より2歳年下の人で給料を多く貰っている人もいますし、逆に30歳くらいの人で僕と同じくらいの給与の人もいます。「技術と経験があるか」それだけでも随分給与に差が生じます。(マネジメント力などがあれば、更に上がりますね
これはある意味、ロマンと言えばロマン。技術を身につければ、それに応じた給料を貰えるので性格が没頭気質な人は向いてますね。

■技術があれば仕事をリモートでも出来る
「仕事をリモートで出来る」というのは前提として『仕事が1人でもある程度こなすことができる』ことが必要です。リモートって魅力的ですが基本的には、ある程度仕事を1人で回せる人にならないと(何かあってもチャットで解決できるくらいの解決能力があれば良いけど)無理だと感じています。なので、企業側もリモートを推奨している会社ではある程度の技術、かつ解決能力が高い人ではないと雇いません。なので、自由的な働き方を得たくば技術を身に付けようって感じです。逆を言い返せば、技術があればリモートのような働き方も出来るということです。

■技術があれば会社を選ばず色々なところで仕事ができる
こちらは主に転職関係のことを指しています。『技術があれば転職先に困ることは少なくなるよ』ということです。僕も1年目の時で既に転職を考えていましたが、以下のように思っていました。

・今働いてる会社はブラックだけど、ここ以外雇ってくれるところがない
・自分の希望に合う会社に入社が出来ない

上記のような不安の根底にあるのは「技術があるか、ないか。」
もっと詳細に言うと「(世間からニーズのある)技術があるか、ないか。」
エンジニアはまず転職の際に見られるのは『技術』。それが前提として、後々に会社の雰囲気に合うか、人柄はどうか。といったことを見られます。前提がないとそもそも雇ってもらえないです。(というより書類が通りません。)

なので、逆に技術があれば上記のような不安に陥ることもありませんし、書類で落とされることも少ないです。エンジニアに技術があると言うことは、色々な選択肢を増やせて、不安の解消に繋がり、お金も稼げるということなのです。

エンジニアは達成感を得やすく、仕事にやり甲斐を感じやすい

エンジニアはかなり達成感が得やすい仕事だと僕は考えています。それはプログラミング自体が、達成感を得やすい作業だから。例えば、プログラミングの勉強を初めて行う際に、まず最初に行うことは「PCの画面上に、Hello Worldと出力する」こと。プログラミングに今まで無縁な方からすると、自分で書いた内容がPCの黒い画面(ターミナル)ないしは、ブラウザに表示しているだけでも不思議に思うかもしれません。

ただ、これこそが最初の達成感なのです。
覚えたこと、自分の手で書いたことが即試せる。通常の勉強とは違い、実践が即出来て結果もすぐに分かるので、成長の一歩一歩の階段が低く、上がることが容易です。(数学で例えると、習った公式を当てはめたら例題が簡単に解けたみたいな感覚)
そのため「出来た!」という達成感が得られやすい。

大体の段階も決まっていて、「Hello Worldと出力してみる」が終わったら、その次に「足し算、引き算、掛け算、割り算をして結果を出力してみる」
→「分岐を入れてみる」→「ループを入れてみる」….みたいな流れです。
今となっては上記のような小さいことは特に何も感じませんが、覚えたて当初は個人的に「楽しい!ゲームしてるみたいや!」って気分でした。

今現在、エンジニアとして働いていても達成感の喜びは消えません。
・開発に携わったものが世の中に出回った時
・世間の反応が見られた時
・難しい案件を完遂できた時

特に「開発に携わったものが世の中に出回り、世間の反応が見られた時」が個人的に一番達成感を感じます。これは今でも変わりません。自分が最初に担当した案件は、ただSEOの文言を変えるだけといった誰でも出来る作業でしたが、それでも検索結果に出ている文言を修正して「これわいが直したんや!!!」といった感じになりました。

普段、サーバーサイドというサイトを作成する上で、裏方の仕事をしているのでユーザー側に直接見られるわけではないですが、それでも「このサイトの内部処理はわいが書いたんやでー!」と自己満足することができます。これがより大きなシステムの場合、その分の責任も増えますが達成感も得られて仕事にやり甲斐を感じられることが大きいと思います。

最後に:自分にとってエンジニアは向いてる職業だった

最後になりますが、僕個人としてはエンジニアは向いてる職業でした。全く無縁だった世界でしたが、実際飛び込んでみたらなんだかんだ合っていた。

・比較的自由な働き方
・黙々と作業する気質
・『作る』楽しさ

意外と気づいていないだけで、エンジニアに向いている人はたくさんいると思います。常に新しいものが出来てくるのでそれをインプットする大変さはありますが、それもまた楽しさの一部です。

これから小学生にプログラミングが必修化され、特に珍しくもないものになり、ITリテラシーの水準が高くなる世の中で、これからのエンジニアがどう生きていけるかは正直微妙なところがありますが、楽しめているうちは大丈夫。(適当)

・エンジニアを目指してみたくなった!
・少しの時間からプログラミング始めてみようかな

この記事が、上記のようなきっかけになってれば万々歳。
今はオンラインで比較的勉強がしやすい環境が整っているので、色々探してみてくださいね。

----------------------------------------------------------
■エンジニアコソコソ噂話(鬼滅の刃風

わいTwitterとエンジニアブログをやっているのでもし良かったらみて下さいまし。


焼肉とラーメンに8割消えます。たまに真面目に参考書代に消えます。