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有馬記念最終見解

競馬ファンはもちろん、競馬を普段しない人も購入するくらい盛り上がるのが有馬記念。
ここはしっかり当てて年を越したいところだ。


◎ジャスティンパレス


まずは血統面で母父父がtheatrical、この馬はドイツ競馬で好走歴がある。毎年冬の中山はドイツ血統が好走するし、この馬の子どもにヒシアマゾンとタイキエルドラドがおり、ヒシアマゾンは人気薄で有馬記念を好走しているし、2頭とも非根幹重賞実績もある。さらに兄であるアイアンバローズも重賞を好走しているのが非根幹距離のレースである。さらに母系がヌレイエフとロベルトを内包。この系統は有馬記念に非常に相性がいい。神戸新聞杯では立ち回りも上手く内からスルスルと伸びていき、かなり強い競馬をしていた。これが本来のこの馬の能力。2歳時のホープフルSでは馬体が完成していない中、3コーナーすぎたあたりから追いだして直線よれながら2着。皐月賞では出遅れて後方2番手からの競馬となり、後ろから伸びてきたもののオニャンコポンに不利をくらい9着。それでも勝馬とは0.8秒差しかなかった。菊花賞では大外からの競馬となり、4コーナーでは先行勢が垂れてきて追い出しに遅れたにも関わらずレコード決着のレベルの高いレースの3着。今回の有馬記念は馬場が荒れておらず内前が有利だと思っているし、マーカンド騎手は出して行く競馬をするので、いつも通りの競馬をすれば好走できるだろう。逃げるタイトルホルダーは後半ペースを上げていくタイプなので、3コーナーあたりから追いだすズブいこの馬に展開面もハマりそう。

○タイトルホルダー

言わずと知れた最強馬。中山や阪神での小回りコースでは敵はいないだろう。今年のレースは全て圧巻の勝利で言うことはない。去年は5着ではあったが、大外からのスタートで先行するので脚を使い、3コーナーから4コーナーにかけてパンサラッサを捉えにいったが、意外と粘られてしまい脚を使ってしまった分直線で垂れてしまった。今年は内前が有利の馬場と思っているので、パンサラッサのいない楽に逃げれる展開で自分の競馬をすれば勝てる相手はいないだろう。秋も凱旋門賞しか使っていないので余力はあるし、調教が去年の有馬と比べても数段良くなっている。

大穴ポタジェ

大穴を開けるならこの馬。この馬は非根幹距離重賞実績は毎日王冠の3着しかないものの、ジリジリ長い脚を使うタイプ。今年の大阪杯を勝ったように上がりのかかる展開ではかなり強い。上がり3ハロンが35秒以上かかったレースでは(6.1.1.2)と勝率がえげつない。距離が不安視されているが、血統面では全く問題ない。兄弟にはルージュバック(オークス2着、有馬記念10番人気5着)、ケイブルグラム(障害転校前芝とダートで2400、2500mで勝利)、テンカハル(小倉2600m2勝)など、兄弟が長い距離を得意としている。状態が悪かった宝塚記念、切れ味勝負になりこの馬にとっては部が悪かった毎日王冠と天皇賞秋。今年のレベルの高かった大阪杯勝ち馬がこの人気で買えるようであればかなり美味しい。

◎ジャスティンパレス
○タイトルホルダー
☆ポタジェ


危ない人気馬

ジュラルディーナ

オールカマーで心身的にも成長し覚醒したか。血統的にも父モーリスに母は有馬記念勝ち馬のジェンティルドンナ。舞台は合うと思う。しかしオールカマーは内伸び、エリザベス女王杯は外差しが決まる馬場だった中、その恩恵を受けての1着だったと思っている。今回内前有利の馬場なので展開、恩恵には恵まれない。ローテーションも夏から使っているので、有馬記念の余力があるか。

ヴェラアズール

ジャパンCでは馬群の間を抜いて差し切りかなり強い内容だった。しかし、ジャパンC3着内馬で、37年の長い歴史のある有馬記念で馬券になったのはキタサンブラック2回とシュヴァルグランの3度だけ。理由はローテーションが厳しいということと、ジャパンCと有馬記念では全く違う適性が問われるからである。調教も上積みはなさそうだし、間違いなくジャパンCメイチであったのでここは厳しいとみたいが6走前のダートから転向後の淡路特別では阪神2600mと特殊な条件で後半ロングスパート戦の中しっかり差し切っての1着。このレースをみると有馬記念でも来れそう。エイシンフラッシュ産駒なのでドイツ色も強く有馬記念には合いそう。だがローテがきついのできても3着までか。

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