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皐月賞最終見解

まず、前日の馬場状況を見たところ、最終週のわりにはあまり荒れてはいないが、4コーナーのみかなり荒れている状況。外を差し馬はそこで脚を取られる可能性はあると思う。
また、比較的時計も出ているし、今回は逃げ先行馬多数なので、1600〜1800mでの実績を重視して印をつけた。

◎エコロヴァルツ
○レガレイラ
▲メイショウタバル


◎エコロヴァルツ

新馬戦ではその後未勝利、萩Sを勝利、ハイレベルな阪神JFで6着と好走しているルシフェルを楽勝。能力の高さを示した。

コスモス賞では掛かりながら道中先頭に立つチグハグ競馬だったが、結果を見れば2着に6馬身差をつけての圧勝。2、3着馬はこの後勝ち上がり重賞に挑戦しているので、そこまで弱い相手ではなかった。
さらに見てほしいのは走破時計の1:48.8である。これはコスモス賞最速なのはもちろん、ひと月後の同舞台。札幌2歳Sと比較してもかなり優秀で、
このタイムは歴代3位のタイムに値する。
1位 20年 1:48.2 ソダシ(桜花賞馬)ユーバーレーベン(オークス馬)
2位 12年 1:48.5 コディーノ(皐月賞3着)
4位 21年 1:49.1 ジオグリフ(皐月賞馬)
4位 08年 1:49.1 ロジユニバース(ダービー馬)
このタイムで走った馬たちは後にG1で活躍している馬しかいない。
この馬は掛かりながらのタイムである。

朝日FSでは差し有利だったものの、この馬は長くいい脚を使えるタイプだと個人的には思っているので、このようなレース展開で2着を確保できたのは自力でがある証拠。スピードのあるレースでも適応できると証明した。

共同通信杯では前半5Fが1:02.7と史上最遅のスローペースで掛かりっぱなし。ただ、掛かりながら鞭1発で向かない上がり勝負を5着はやはり能力が高い証拠。ここは度外視できる。

不安材料は輸送でのテンションと折り合い。
おそらく逃げ先行馬が多いので、折り合いは問題ないと思うが、パドックをしっかり見て判断したいところ。


○レガレイラ

新馬戦では1:49.8と好時計で走破。このレースは前有利の展開だったので、直線の短い函館で豪快に差し切ったのは強い証。

アイビーSは正直勝ち馬ダノンエアズロックが強かったというのと、前半5F1:03.1と新馬戦並のスローペース。ダノンと互いに意識しあいすぎたレースなので、3着は度外視。

ホープフルSでは外差し展開ではあるものの、余裕がありながらの1着。力の差は2、3着馬との歴然。
2歳牡馬のレースで牝馬が勝ったのは史上初だったので、バケモノの可能性はある。

調教もかなり動いてるし、鞍上が北村宏司騎手になり、オッズが思ったより付いているので、相手軸としては最適か。


▲メイショウタバル

デビュー後の2戦は若手騎手が差し損ねるという一言でゆうと騎乗ミスでの敗戦。ここは度外視できる。その後は3連勝と力を発揮している。

つばき賞は逃げる競馬をしたが、道中競りかけられハナを譲るも、3コーナーあたりからハナを取り返すとそこから後続の追い上げを凌いでの1着は着差以上の評価。
ちなみに時計1:46.9は歴代最速タイムでの勝利で、2位の1:47.0の実力馬ロードデルデイを凌ぐタイム。

毎日杯では楽に逃げれた展開ではあったが、重馬場で1:46.0は異次元の時計。
毎日杯歴代2位のタイムを重馬場で計測してしている。

中2週で好時計での勝利だったので、反動が心配だったが、調教もかなり動いているので問題ないと見た。
不安材料は同型が多いのでハイペースに巻き込まれる可能性が高いというところ。
ハナを切った方が強い競馬をしているが、控えても問題ないと思っているので3番手評価に。

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