Day 22: 「問題解決」or「組織発展」のどちらの言葉を選ぶか - 1か月間連続ブログチャレンジ !

言葉の選択は、目の前に立ちはだかる課題に対する人々の反応を大きく左右します。私は、できる限りポジティブな言葉を選ぶように心がけています。特に、仕事を進める上で他人の協力が不可欠な状況では、言葉選びがさらに重要になります。

「問題解決をしましょう」というアプローチは、確かに直接的で目的も明確です。しかし、この表現はしばしば、重たい負担や厳しい状況を連想させがちです。一方で、「組織の発展を目指しましょう」という言葉は、より前向きで、共通の目標に向かって進む意欲を喚起します。この表現は、参加者にポジティブなビジョンを提供し、彼らが積極的に動くための動機付けとなり得ます。

確かに、時と場合によっては危機感を煽り、即時の行動を促す必要があることもあります。しかし、タイでの経験から言うと、危機感を醸成するアプローチは必ずしも効果的ではないことがしばしばあります。組織の問題を個人的な事として捉える文化が日本と異なるため、単に問題を指摘するだけでは、十分な動機付けにはなりません。

一方で、組織が提供するチャンスに対しては、人々が積極的に行動を起こしやすい傾向にあることが感じられます。このポイントを踏まえると、「組織発展」という言葉は、チームメンバーにより良い未来への期待を持たせ、彼らを行動に駆り立てる力があると思われます。

結局のところ、「問題解決」よりも「組織発展」という表現を選ぶことで、より多くの人が前向きに、そして積極的に動くようになると私は考えています。迷ったらポジティブな言葉を選ぶようにしています。

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