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マイ・ライブ・オブ・ザ・イヤー 2023

あけましておめでとうございます。

リアル、配信に関わらず、昨年観た花田裕之さん関係のライブを振り返ると、アコースティックギター・ソロの「流れ」、band HANADAのほか、自分にしてはいつになくイベント・企画ものをよく観た年だったと思う。そのぶん、と言っては何だが、Rock’N’ Roll Gypsiesが少なめ (レコ発ライブ1回、フェス配信1回) で、やや印象が薄かったかもしれない。とはいえ、ジプシーズについては久々の新譜がリリースされるなど嬉しい出来事もあった。

また、昨年は5月に入ってから、いよいよ世の中は本格的な活動モードに入り、配信ライブは減少傾向。それは一面で喜ばしいことである一方、配信というシステムも、例えば遠隔地だったり、どうしても都合がつかない場合などには、とてもありがたいものだった。というわけで、残念ながらフジロックの配信はなくなってしまったが、高塔山ロックフェスや、年1回でも2回でも「流れ」の配信などはぜひ続けていって欲しいと思う。

さて、そんな2023年のマイ・ライブ・オブ・ザ・イヤーは、3歩歩けば忘れる鳥頭で考えた末、次のような結果に。

★ライブ・オブ・ザ・イヤー 大賞★
9月9日 band HANADA (横浜 Thumbs Up)
いつもの場所でいつもの音楽、でも予定調和に陥ることのない、程よい緊張感とリラックス感。バンドと観客がまるでお互いに古くからの友達のよう。その双方が共同作業のように場の空気感を作り出し、盛り上がっていく様子が何より素晴らしかった。
《次点》3月15日「"流れ" オンライン下北沢2023・早春編」ゲスト:柞山一彦 (下北沢 ニュー風知空知)

 ★特別賞★
11月19日 花田裕之&椎野恭一 ~NAGARE ROLLIN’ ON 2023 in KOCHI~ (高知 A’ bar)
このコンビの「流れ」、お二方の前後のスケジュールがたまたま四国近辺で実現した企画なのかしらん、と思ったら、なんと地元の方が特別にこのライブを立ち上げ、お二人を招いたとのこと。ライブも素晴らしかったが、土佐の花田愛に敬意を表し特別賞を。ええがっちゃ、高知!

★ベスト・プレイ賞★(各ライブで披露された楽曲と演奏に対して)
9月21日「ガンダーラ」(「山口冨士夫 10 Years Passed “Rock Me ~Memorial Live~”」、荻窪 Top Beat Club)
かつての人気テレビドラマのエンディングテーマでもある名曲。生ギターで歌われたこの曲は、故人へのレクイエムのようにも感じられた。しっとりと、でも感傷的になり過ぎず、帰らぬ人を心に浮かべる。そして冨士夫さんだけでなく、同じ旅に2023年、出てしまった人、その人たちのことも想いつつ。
《次点》10月31日~11月3日 YouTube配信 Travel Highチャンネル「鬼サミット11」「I’m Flash “Consolation Prize” (ホラ吹きイナヅマ)」(10月16日、Play the SONHOUSE、福岡 CB)

以上、あくまで個人の見解ということで、私の2023年のまとめである。
2024年もぼちぼちマイペースでライブを楽しめればと思う。
すこやかで平和な1年になりますように。


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