東京と関西のお笑いの違いを説明するのは難しい
漫才やコントも、バラエティ番組も、東京と関西で受けるお笑いってちょっと違うなと思うのです。
それから、番組の作り方や出演者が求められる役割も。
どこがどう、って明確に説明するのはとても難しいのですが、なんとなく軸足の位置と見てる方向がちょっと違うなぁと。
よくある「芸人をおいしくいじれる芸人(およびその手法)」に関しても、かなりスタンスが違うと思うのです。
そこの違いを説明するための前提条件が理解できないと話にならないから、その前提条件を説明しようとして堂々巡り……みたいな。
お笑いやバラエティに関しては、ドラマやアイドルなんかよりそんな要素がずっと強い気がします。
私から見ればそこの説明が簡単にできると思われてるのが不思議というか。
「グルタミン酸のうまみとイノシン酸のうまみの違いを簡潔にわかりやすく説明しなさい」
って言われてる気分なのです。ひとまず「できるかー!」ってツッコミ入れるのが正解でええんやろか。
あ、でもあれかも。
五味しか認められてなかった西洋料理が最近うまみも美味しさに関わっていると研究を始めたらしいぞ、のうまみの部分が基礎の違いなのかも。
なんて面倒くさいことを考えたりもするのですが、そういう考察は外野がするものでもないのかなぁ。
面白いと思うものがちょっぴり違うだけと言えばそれだけなのですが。
違いがわかりやすいのがお約束ネタやそれに対する反応の違いとかなのかも。
舞台とかのコメディ部分でも、大阪の劇場は平日ソワレ(夜公演)と全国から観客が集結する土日祝日で反応がかなり違ったりするから、そのあたりが下地の違いの見え方だと思うのですが……説明はやはり難しいですね。
細かく突き詰めていけば結論も出せるのかもしれませんが、そこは今はぼやけたままでもいいかなぁと。