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八神純子ライブ(billboard live tokyo)

billboard live tokyoにて、八神純子さんのライブを観てきた。

八神さんと言えば、もう40年以上前だろうか、ザ・ベストテンなどで「水色の雨」や「パープルタウン」を聴いて、斬新な曲調と、ピアノを弾きながらの圧倒的な歌唱力に、めちゃ惹きつけられた。
そして最近、youtubeで「思い出は美しすぎて」を何回も聴いてハマっているのだが、他にも、現在でも変わらぬ歌唱力で歌う姿がいくつもアップされており、是非ともライブに行きたいと思っていたのである。

さらに。
今回のbillboardでのライブのバンドメンバーを見ると、何とギターが、私が崇拝する今剛さんなのである。この方は、日本の数々の数え切れないほどの歌手、ミュージシャンのレコーディングやコンサートでギターを担当されているスタジオミュージシャンであり、自分的には日本一、いや世界一上手いギタリストの一人だと思っているレジェンド。そうなると、もうテンション爆上がり、ということで行ってきた。

因みに、ライブのタイトルは以下となっている。
八神純子&後藤次利
「The Night Flight 〜New Departure」
featuring 今剛、山木秀夫、佐藤準

バンマスは、ベースの後藤次利さん。
おニャン子クラブや工藤静香など、多くのアイドル系の楽曲を送り出して来た方である。八神さんは、このbillboard以外にも「ヤガ祭り」とか「君の街へ」などのタイトルで、いろいろ精力的にコンサートを行っているようだけど、今回のメンバーは、billboard向けに後藤さんが声をかけて集めた、レジェンドミュージシャンばかりで構成されている。

さて、本題。
以下はネタバレがあるので、ご注意。

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観終わった感想としては、とにかく圧倒的に感動したライブであった。八神さんの圧倒的な歌唱力、そして今さんの圧倒的なギターソロの応酬に、自然と涙が流れて止まらない。本当に永遠に聴き続けていたいと感じるライブ。

最初に、今さんからステージに上がってきたんだけど、個人的には、ここで、もうテンションがMAXになってしまい、八神さんが登場する前に拍手しまくって、目の前のビールを倒してしまうという失態をやらかしてしまう。(何とか隣の人にかからずに済んだので、助かった。。)

そして、1曲目からヒット曲「水色の雨」(おそらくこれだった)でグッと掴まれる。

曲ごとに、メンバー紹介や、曲の紹介など、八神さんの軽妙なトークを挟みながら進むんだけど、とにかく全曲圧倒される。個人的には、どうしても今さんのギターソロに圧倒され続けて、気がつくと、今さんの一挙手一投足を見ていたように思う。

八神さんのトークによると、ライブに向けたリハーサルは4日間で仕上げる予定だったとのことで、少しでもミスると、バンマスの後藤さんが「はい、やり直し」と号令をかけ、かなり過酷な4日間だったとのことである。これを受けて、今さんがバンド名をグロッキーズと名付け、「八神純子とグロッキーズです。」と軽妙なトークを挟む所が、レジェンド感を漂わせて良い感じ。

あと、後藤さんの衣装がキラキラのスパンコール?付きで派手だったんだけど、これが何と、ホームセンターで色々買ってきて自作したというエピソードを披露。これに対して、八神さんが「後藤さんがホームセンターって、イメージ壊れるからやめて」、とツッコミを入れるところが面白い。

wikipediaで調べた所では、八神さんと今さんは、お二人とも1958年生まれの65歳で同い年。他のメンバーの方々は、70歳前後で少し年上のようだけど、本当に皆さんクオリティが高く(素人の自分が言うのはおこがましいが)、プロ中のプロという印象である。

最近、坂本龍一さんや髙橋幸宏さん、そしてちょっと前には、今さんの盟友である松原正樹さんと、自分の中のレジェンドが、次々と亡くなられており、本当に寂しい限りである。

八神さん、そして今さんを含むグロッキーズの皆さん。本当にお身体に気を付けて、まだまだ頑張って欲しいです。ずっと応援していきたい、という思いを新たにしたライブでした。

以上

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