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実家の畑からのスタート

実家は長野県で一緒に暮らしている祖父母は田んぼ畑を管理していおり小さいことから目の前の畑でとれた野菜を食べて、お米をスーパーで買うことはなく30歳まで成長していきました。

私は26歳から屋台をはじめていますが、その時ももし何かがあっても食べ物は実家で手に入るので死ぬことはないということはないだろうという想いが頭の片隅にありました。
田んぼや畑は単に食費をということだけではなく、私の心の支えになっていていて、そしてまだ私が気がついていない出会いもたくさんあると思います。

しかし、そんな田畑も管理をしている祖父母は80代も中盤に差し掛かり、倒れてもおかしくないです。
そして、これは実家のまわりの家々もみな同じ状態です。

田畑があることは嬉しいと思いながら、管理ができない、お金にならない、気がつけば人口が減っている田舎にも関わらず、駐車場ができたりアパートができたりするのです。
そもそもスーパーで野菜もお米も売っていて、安定的な供給ができるようになっており、ネットを使えばこだわりの野菜も手に入る現代には生産としての兼業農家の役割は無くなったのかもしれません。

ただ、土と遊んだ思い出であったり、実家を思い出すときとの情景、心の支えとなるものは一般流通には対応することのできない小さな田畑だったのです。
そんないろいろとお世話になっている田畑に生産と相続以外の意味合いを持たせてあげることができれば、新しい兼業農家の未来を創造できるのではないかと思っているのです。
ちなみに日本の兼業農家(副業的農家)の割合は62%なので、同じ様な事に悩んでいる方は多いのではないかと思っています。
(2020年農林業センサスより)

また、こういうお話をすると塩見直紀さんの「半農半X」を思い浮かべる方も多いと思いますし、すでにそのような関わりをしている方も多いと思います。ただ、ここで考えたいのは無意識的にその生活を50年・60年続けている田舎の兼業農家の方々とということなので少し飛ばしますね。

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では、田畑を生産以外にどのように役立てていけばよいのか。私は経験をしてもらうことが大切だと思ってるのです。
「甘い野菜」も「キレイな野菜」も「珍しい野菜」も探せばキリがないですが、「自分が育てた野菜」を食べることが一番楽しいです。
自分が育てた野菜を食べて、あれでもないこれでもないと思いを巡らせることも楽しいと思いますし、自分の育てた野菜を食べてもらうことは最高のおもてなしだと思うんです。

実際、関東にも「シェア畑」というサービスがあり東京では100を超える畑があるようです。そして場所にもよりますが6㎡(2.45m×2.45m)が入会費は別でひと月10,000円程度するのです。
確かに東京という土地で畑があるということはそれくらいの価値があるのかもしれませんが、私の田舎であればシェア畑の倍以上の土地を5,000円程度で使ってもらうことができると思ったのです。
確かに移動費はかかりますが、きゅうりやナスならいやというほど食べられますし、オンラインで畑の様子が分かるすべを整理してあげればそんな問題も解消できるのではないかなぁと思ったりするわけです。
また、都会からだけではなく、田舎でもマンションで生活をしている人たちは土に日常的に触れることができません。そんな人たちがは交通費もほとんどかからず田畑を体験することができます。

そして、次は貸す方の心理ですが誰も先祖から引き継いでいる土地を誰かに渡したくはないと思っているはずです。しかし、田んぼや畑を管理することの大変さも知っているからこと自分の代での終わり方を考えている方が多いと思うのですが、「自分の土地のまま」「土も活用してくれて」「管理もしやすい(駐車場よりは金になる)」という3点を作ることができれば喜んで田畑を貸してくれると思っているんです。
もちろん、土地の話なのでいきなり交渉でどうにかなる問題ではないともいますが…

と、前置きが長くなりましたが
こういうことを背景におきながら私の実家の畑を貸してみようと思っています。
テストという意味合いもあるのですが、そもそも興味がある人がいるのか、何を育ててみたいのかなどが細々と始めてみたと思います。

プランのイメージですがいかがでしょうか?
感想などありましたらお待ちしています。

◇ 4か月プラン 
 内容:4か月間一緒に野菜を育てよう!12㎡くらい
 候補:ジャガイモ・大豆・きゅうり・トマト・ナス・トウモロコシなど
 金額:20,000円
◇ お米プラン 
 内容:田植え・稲刈り・脱穀・餅つき体験 の年間お米作りプラン
 詳細:コシヒカリ60kg
 金額:60,000円

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