地方から都会へ

 最初の大きな選択は大学進学です。私の通っていた高校はお世辞にも偏差値が高い高校ではなく、ほとんどは就職をする生徒が多い学校でした。当然両親も就職をするものだと思っていたので大学に進学をしたと伝えたところ驚かれたのを覚えています。
 アルバイト経験もなくずっと野球ばかりやってきた私には就職ということがどこか現実的ではなかったということもあるのかもしれませんが、仕事をするのであれば地域に関わる仕事をしたいと漠然と考えていました。元々地域の集まりごとに顔を出したり、お祭りの大好きだったので地域愛のようなものは強かったのだと思います。しかし私の好きな地元の道の駅に並ぶ商品や店頭の品々をみて「なんでこんなダサいものにお金をかけているのか、もっとカッコいいものがつくれるだろう」と思っていました。そのダサい感覚を脱却するには都会に出て色々なものを見なくてはいけないと思い大学進学を希望しました。それなので学科も経済学部や社会学部ではなく、商品開発などを学べる経営学部が向いてると思い産業能率大学に進学します。

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