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隕石―メテオライト―

今回は隕石(メテオライト)についてを。
少し小難しいがつき合ってもらえるとうれしい。

隕石は、太陽系の惑星などをつくった原料となった化石天体で
宇宙から地球上に到達した直径1ミリ以上のものを指し、
宇宙から自転する地球に落ちてくるため産地というより
隕石の種類、落ちた年代、環境に分けられる。

隕石それぞれの名称は発見者などの特定が難しいこともあり
慣例としてその地域を受け持つ郵便局の名前が付けられる。
これを知ったときなるほど、と思った。
人の名前でもなさそうだし、
由来はなんだろうってずっと思っていたから、
分かると単純で面白い。

話を元に戻して
隕石は物質の違いによって大きく以下の3つに分類される。

一つ目は石質隕石。
地球に落ちてくる隕石の約93%を締める。
約45億年前に原始太陽系星雲の物質が集まってできたものと考えられている。
隕石特有のコンドリュールと呼ばれる粒を含む輝石や斜長石、金属鉄などからなる「コンドライト隕石」とコンドリュールを含まず金属鉄もほとんど含まない「エイコンドライト隕石」に分かれる。
見た目はまま、石。
正直、これは隕石だよと言われなければ分からないと思う。

二つ目は鉄隕石。
隕鉄ともよばれ、落ちてくる隕石の約6%。
約90%鉄ニッケル合金からなる金属質の隕石で、
小惑星核の破片と考えられている。ニッケル濃度の割合によって、
見られる結晶構造は異なるが
ギベオンに見られるウィドマンシュテッテン模様は有名。
これも加工されていないと分からない。分かりづらい。
ウィドマンシュテッテン模様があれば分かるけれども、という感じ。

そして石鉄隕石。
金属鉄とその他の鉱物が混じった隕石で
地球に落ちてくる隕石の2%にみたない貴重な隕石。
内包する物質によってパラサイト、メソシデライトなどに分類される。
いまさらここで説明はいらないと思うけど
パラサイトは本当に希少で数が少ないから
少しでも興味をもってもらえたら、と思う。

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