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プロジェクト・ポートフォリオマネジメントの概要

プロジェクト・ポートフォリオマネジメントの概要についてご紹介いたします。

事業ポートフォリオマネジメントという言葉はビジネスの世界では良く聞き、多くの企業で実践されていることと思いますが、プロジェクト・ポートフォリオマネジメントという言葉はあまり聞き慣れないのではないでしょうか。本記事では、この「プロジェクト・ポートフォリオマネジメント」についてご紹介いたします。

(本記事は、以前投稿した記事を最新の情報等を踏まえて改訂した記事になります)

プロジェクト・ポートフォリオマネジメントが必要な背景

近年、企業・組織では、様々な変化に直面し、その変化に対応すべく経営戦略を立て、既存事業の維持・発展や新規事業への取り組みなどを実施されていることかと思います。これらの取り組みのアクションとして、以下の図のように、多くの様々なプロジェクトを立ち上げて実行している状況ではないでしょうか。

企業・組織におけるプロジェクトの例

皆さんが所属されている企業(コンサルの方であれば支援されている企業等)でも、ここにあるようなプロジェクトを複数実行されていると思います。

ただ、次のような話が出ていませんでしょうか?

  • プロジェクトの目標が曖昧(組織目標との整合が不明確)

  • 多くのプロジェクトがあり優先順位が不明確

  • そもそも、企業・組織の中で、実行している全てのプロジェクトを把握できていない

  • 複数のプロジェクトを掛け持ちしており、工数不足が状態化している

  • プロジェクトを無事終えたが、売上や利益等、経営にどう貢献したか曖昧

  • 苦労してプロジェクトを終えたが、上からあまり評価されない

実行している多くのプロジェクトが、企業・組織の経営戦略や中期経営計画などの目標にそったものになっているかどうかや、限られたリソースの中で多くのプロジェクトを同時並行的に実施することなどは、企業組織において大きな課題だと感じています。

正しいプロジェクトを、正しいタイミングで、正しい資源で行う         “Doing the right projects at the right time with right resources.”

これを実現するための取り組みが、「プロジェクト・ポートフォリオマネジメント」であり、近年欧米で普及し、アジア各国でも注目されている取り組みになります。ご興味のある方はぜひ、以下のリンクの記事をご覧いただきご参考にしていただければ幸いです。


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