見出し画像

シャッター通り

昔の豊橋市南栄町のメインストリートは
当時「マーケット」と呼ばれ
細い路地ですが多くの人が行き交い
人混みの中スリまで出たと聞きます。
今では営業しているお店は無く
一筋入ったところにシバタ床屋さん、
居酒屋純さんがあるのみ。
その旧マーケットの入り口とも言える場所に
9年ほど前に閉められた光部八百屋さんがあり
昨日、我々南栄町協議会メンバーと一緒に
豊橋技術科学大学 建築都市システム学系の
学生さんがヒアリングと測量調査に伺った。
閉店以来、初めてシャッターを開けてもらい
あらためて色々な話を伺うことができた。
比較的交通量の多い場所なので
何が始まるんだろうと
通りがかりの車からの熱い視線を感じる。
少し離れた位置から八百屋さんを眺める。
ずっとシャッターが閉まっている店の
シャッターが空いただけで
場の空気が変わるのを感じる。
古くから知っている人間からすると
この光景は堪らない。
そんなときたまたま通りかかった
魚健さんの店主を見かけ話しかけた。
魚屋の魚健さんも旧マーケットにあり
何年か前に店を閉められた。
事情を話したら快くお聞きくださり
学生さんらと一緒に錆びてボロボロになった
シャッターを開けてもらった。
いやぁ〜堪らない。
わずか二軒シャッターを開けてもらっただけで
この高揚感でっせ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?