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徳川幕府の装束と山科流束帯着装実演

先日、京都にある山科伯爵邸 源鳳院にて開催された
「徳川幕府の装束と山科流束帯着装実演」へ参加。
近年復元されたこの徳川家康の装束の
マネキン役(お方さま)としてお声がけ頂き
衣紋道山科流 30 代目の言親氏に着付けてもらえるのも
これはまたとない機会だと喜び勇んで行って参りました。
当日着装したのが徳川家康と徳川家斉の装束。
黒い方が家康で、明るい方が家斉です。
感想はやはり見た目通りずっしり重たい。
腰回りがコルセットをつけているような
しっかりした安定感でけっこう気持ちいいかも。
しかしこの衣装で何時間も立ったり座ったりは
かなりキツそうだ。暑い時期はさらに。
それと石帯を付ける力加減がとても難しそうに感じました。
着付けて頂いている間自分がどんな格好をしているか全く分からず
あとから写真を頂いて家康の装束
でらカッコいいがや!って惚れ惚れしました。
よい経験となりました。有難うございます。
貴重な資料展示も11/19(日)まで展示されていますので
ご興味のある方はぜひオススメします。
江戸時代前期の「寛永有職」の華である二条城行幸の資料と、
江戸時代後期の武家装束の実物を展示中。
以下PRとして勝手に掲載いたします。
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【宮廷文化講座・展覧会のご案内】
立冬を迎え、京都の木々も色づき始めました。
私が監修しております企画ですが、今回は江戸時代の武家が着用していた装束に焦点を当てます。
本年は徳川家康が大河ドラマで取り上げられています。
家康公は武人としてだけでなく、文化的な教養人の側面があり、朝廷とも深い繋がりがありました。山科家にとっても家康公は恩人で、親子3代にわたり交流があったことが当主の日記から知ることができます。
今回のテーマである武家装束は様々な種類がありますが、一同に比較して見ることができる機会は殆どありません。武家側の視点から服飾を考えると、宮廷文化の武家社会への影響が浮かび上がります。公家と武家の関わりの中で生じた文化的差異と共通点を探るひと時をお過ごしいただけましたら幸いです。

◯展覧会「徳川時代の武家装束」
会期11/13(月)〜11/19(日)
11:00〜16:00
入場料¥1,800(お茶・お菓子付)
※要予約 

◯講演会「徳川幕府の装束と山科流束帯着装実演」
終了しました
講師 津田大輔(装束研究家)
日時 11/12(日)
13:30開場、14:00開演
※着装実演では近年復元した徳川家康の装束をご披露致します。

源鳳院
https://www.genhouin.com
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