日本外交の基本姿勢
日本の指導者、特に海外へ向けて発信をしないといけない首相、外務大臣、防衛大臣は、きちんと日本の立場を説明し、発信できる人、すなわち物の言える人でないと駄目だと思います。 中東イランの問題、中国の人権弾圧の問題、世界の民主国家が、国家としての立場を明確にしてこれらを非難しているにもかかわらず、日本はその発信ができない、これは我々海外で暮らしている日本人としては、たいへん心細い問題です。 特に今の茂木外相、今回中東を訪問するそうですが、一体何をしに行くのでしょうか。 各々の国々でいったいどのような課題をもって訪問するのか、ぜひお聞きしたい。多分どこへ行っても、当たり障りのない話で終わり、すなわち日本の外交はどこにもインパクトを与えることのできない、儀礼訪問になることは目に見えています。 かつて世界の人種差別撤廃をリードしようとした日本人はどこへ行ったのか、本当に情けない限りです。 岸防衛相ははっきりと、しかも大事なことをおっしゃる。 だから中国も最近あまり、日本に強く出てこれないではないですか。 中国は日本が怖いのです。 アジアで唯一独立性の強い、確固たる意志や歴史を持った国だからです。 日本がほかの民主主義国家のように、さらにはっきりとモノ申せば、中国や韓国は何も言えなくなります。 言わないから、いいようにやり返されるのです。 それともう一つ、戦前日本が日本であったその根幹には、軍人がその確固たる地位を築いていたことがげられます。 それが第2次大戦の後。”戦犯”として歴史に刻まれて以降、この軍人の立場は抹殺されてきました。 いまだにその地位を回復することなく、自衛隊も軍隊ではなく自衛隊のままです。 早くこれを軍隊に格上げし、軍人の地位の回復を図る必要があります。 いまだにテレビにも軍人が(元も含め)出てその意見を言う機会はありません。 かつての命のビザも杉原千畝ばかりがクローズアップされますが、樋口季一郎やこういったことを黙認していた東条英機という軍人の功績は、未だに日の目を見ていません。 早く東京裁判史観を見直して、彼らを戦犯から名誉回復させることを実施し、日本の歴史を再スタートさせる手を打たないと、このままずるずると中国の思いのままに、なってしまいます。 しかし日本の政治家は、情けない、皆さんそう思いませんか。