ズボラPDCA

ズボラPDCA紹介

著者は北原孝彦さん、「dears」グループ代表。dearsを地元長野にて2015年に開業、翌年には2店舗目を展開。立ち上げる美容室は「店長を作らない」「フレックス制」「仕事が終わったスタッフから帰宅」「週休3日」など独自の考えを元にリピート率90%以上、低離職率、入社希望のスタッフが順番待ちになる状態を作る。0から4年で美容室を120店舗全国展開させているすごい方です。
北原さん自身3日坊主で、面倒くさがり、ガラスのメンタルの持ち主だと自分で公言されております。そして僕自身も極度の3日坊主、面倒くさがり、ガラスのメンタルの持ち主で間違いありません。このままこの会社にいても未来が見えないとわかっていても、めんどくさくて、育てていただいた恩もあり、なんとなく10年在籍、自分より年下で売り上げがない新人さんより給料が低かった時の衝撃。笑 さすがに社長に聞いてみると、生活できないから面接時に給料交渉されたからと…笑 そこで本格的にこのままではまずいと思い独立を決意。周りと同じように独立しても勝てる自信がない…そんな時にズボラPDCAに出会いました。
本作ではズボラな方向けのPDCAサイクルの回し方が細かくズボラな方でも挑戦しやすいように書かれております。
ズボラPDCAとは
P「plan」(計画)石橋を叩きまくり石橋が崩れるぐらいまで叩きたおしかつ繊細に、失敗しない、ガラスのメンタルでも傷つかなくて済むような計画を立てる。繊細に作り込む事により次のDOに繋がります

D「DO」(実行)
仕組み作りを徹底しておこない、動かざるおえない状態にする。Pで綿密に立てた計画を仕組み作りによって、失敗しないように行動に移す。

C「check」(検証)
徹底して言語化し、再現性をもたせる。ただなんとくこうしたをなくし、徹底的に言語化する事により、失敗を少なくし、なおかつマニュアル化して他者にもきちんと言葉で説明できるように言語化していく。

A「action」
(改善)
面倒な事や、やりたくない事を他に任せる事ができるように改善する。
この点を意識し、なるべく人に任せたり、自動化できるように、徹底的に言語化をおこない、最終的に自分の得意な事や、やりたい事を優先的にやる事ができるような状態に持っていく。

以上の点をふまえ毎日小さな事から積み重ねていく。またズボラPDCAは日々の生活の中の小さな事からでも実践する事が可能です。例えばダイエット、(P)カロリー、運動量を徹底的に隙なく計算し、(D)何キロになったら好きな女の子に告白する、痩せて着たい洋服をかっこよく着こなすなど具体的な目標を出し継続しないといけない状況を作る(C)食事、運動を言語化しマニュアル化する(A)体重の変化があまりなくなってきたら食事方法や運動の改善などを行いPDCAサイクルをまわしていく。この言語化とPDCAサイクルを意識するだけで全ての分野で応用がきくと思います。


「何か行動を起こさなきゃ」
「どうせ続かないし」
「そもそも、何をやっていいかわからない」「まあ、やりたいこともないしね」そんなズボラでめんどくさがりな方に読んでいただくと僕のようになんとなく流されて生きてきた方の考え方や意識、行動が大きく変わる強化書になるかもしれません。

一通り読み終えての感想は極度のめんどくさがりの僕でも少し考え方を変え、今できる小さな目標や行動を積み重ねていくと大きな成果に繋がる。そしてズボラ、ガラスのメンタルでも戦い方があると教えてくれております。小さな積み重ねで大きな成果につながる。ズボラPDCAは僕にとって人生の中で1番心に響いた一冊になりました。

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