久しぶりの商店街

先日11/22は60日に一度の「つちのとみ」の日、すなわち品川 蛇窪神社の御縁日でした。蛇窪白蛇神楽を仕立て、9月の例大祭に奉納して以来、御縁日でも白蛇舞を披露させて頂く事になりました。ありがたくも吉福社中の新たなホームの一つとなった蛇窪神社ですが、今回初めて神社を出て、蛇窪商店街に出向き、町の皆様に御披露目をして参りました。我々は神社とだけ繋がっていれば良いというわけではなく、神社が鎮座する町そのものと繋がっていかなくてはなりません。何故なら、神社とは町の平安を祈るために存在するものであり、神楽の存在理由も同じであるからです。よく神社に芸能を奉納したがる芸人の中には、境内で披露する事だけを誉れにする(自慢する)人がいますが、本来の神社奉納の趣旨を考えれば、それだけでは片手落ちであり、町に出て、住民さんたちに認められて始めて完成するものだと思うのです。

蛇窪商店街は神社の縁日と連動し、「へびくぼ市」というセールイベントを開催しています。神社と町が共に共存共栄していこうというのが嬉しい限りです。我々も、神楽を通じてこの町と共存共栄していきたいものです。