【絵日記】『スカイリム二重人格ロールプレイの旅』第4話(吉田輝和編)
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人気漫画のモブとして登場する謎のおじさん「吉田輝和」と、どうぶつ系ダークファンタジーギャグ漫画『ヴァンパイアハンター・トド丸』の原作者「まげま」が送る狂気のゲームプレイ絵日記企画。二人は、PC版『The Elder Scrolls V: Skyrim SPECIAL EDITION』のセーブデータを共有し、それぞれ異なる人格でロールプレイを行っていく。
二人は相手の絵日記を見てはいけない。
吉田輝和はまげまが何を考えているのかわからない。まげまは吉田輝和が何の目的で行動しているのかわからない。互いが起こした行動の結果でそれを推理するしかない。
二人の行動や思考を把握できるのは、この絵日記を読んでいるあなただけ――
◆長い眠りから目を覚ますとそこには……
誰だこの婆さん!
目の前には、起き抜けに絶対見たくなかった類の老婆が立っていた。なんだってまげまのヤツはこんな婆さんの目の前で眠りに着いたのか。もしかして……この婆さん、まげまの恋人じゃないのか?
本来、人の趣味嗜好に口出しするつもりなんてさらさらないのだが、まげまは俺でもあるわけだし言わせてもらおう。
俺の恋愛守備範囲は自分の年令+ー10歳までだ。この婆さんはどう見ても+30はあるだろう。あいつどんな趣味してやがんだ!
ひとしきり笑った後に気付いたんだが……まげまのヤツ、この婆さんと変なことしてないだろうな?
顔と顔が触れ合うあの距離は……多分キスくらいはしている。もしかしたらその先も……!
汚れちまった体を清めるために俺は水路の中に飛び込んだ。たしかに俺のストライクゾーンは人妻だ。だからと言ってあんな……老婆なんて……あんな……!
こんな悲劇を繰り返さないためにも、俺は一刻も早く理想の嫁探しをすることにした。まげまのヤツだって結婚して身を固めていれば老婆趣味になんて走りはしないだろう。
この街で嫁探しをしても良かったのだが、忌まわしき地から一刻も早く離れたい。街の外に出て馬車で見知らぬ土地へ向かおう。
道すがらやけに婆さんとすれ違うな。なんの呪いだよ……!
馬車に揺られていて思い出した。そう言えばまげまから「反省し汁物作った食せ」と書き置きがあったのだが……婆さんのインパクトが強すぎてすっかり忘れてた。まあ、まげまの恋人のあの婆さんが食うだろ。
馬車に乗って見知らぬ街へたどり着いた俺は早速嫁探しを始めることにした。
中には聞いてもいないのに、すれ違いざまに武勇伝を語ってくるおっさんも居たが……
うんうん。
なかなか可愛い娘もいるじゃないか。ちなみに後ろに居るのがパンチ一発骨折りおじさんだ。着いて来んじゃねえよ。
彼女たちにその場でアプローチしてもよかったのだが、出来れば普段の素の状態も見てみたい。家に帰って化粧を落としたら別人……なんてこともありえるのだ。
寝ている時なら化粧も落としているし素の顔が見られるだろう……と考えた俺は、家にコッソリと忍び込むことにした。
お邪魔しますよっと……へへへ。
居る居る……。
どれどれ、お顔拝見……と近づいたのだが、彼女が目を覚ましてしまいそうだ。やばいやばい、イケメンスマイルで驚かせないように……っと。
BAD END 1 ~豚箱の中より愛を込めて~
今回の敗因は、半裸というあまりにもセクシーな格好過ぎたことだろう。
オシャレな服を買いたいのだが、まげまのヤツ金を全然貯めてやがらなかったので今はほぼ無一文だ。
こうなりゃ空き巣でもして資金を調達するしかない。そう思ったのだが……そろそろまげまのヤツが起き出してくる気配がしてきた。
万が一捕まって豚箱にぶち込まれた時のために「くさいめし くってろ」とまげまに書き置きを残す。豚箱で暮らすのはあいつの役目だ。
適当な家に忍び込んで金目の物を物色していると、本格的にまげまが目を覚ましそうな……人格が切り替わる時特有のあの眠気がやってきた。
俺の意識が失われない内に……
金目の……物を……
奪っ ――――――――――――
―――――――
―――
5話(まげま編)に続く……
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吉田輝和はまげまに、まげまは吉田輝和に何かしらのイタズラを毎回していく。しかし、イタズラはすぐに気づかれるとは限らない。それでもイタズラは回を重ねることに蓄積されていく。日記が進むごとにスカイリムの地はイタズラの痕跡だらけに……。
全編は無料枠のみで楽しめますが、有料枠のイタズラ内容を知っていると後々の展開でニヤリとすることがあるかも……。軽めの内容ですが、この企画を応援するための投げ銭&スパチャ感覚で読んでいってください。
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