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助成事業の情報集めも一苦労

農業を始めるには意外にというか、予想通りというかそこそこお金がかかる。農地の取得もそうだし、トラクターなども揃えようとなると、外車を購入するくらいのお金がかかる。

自営で農業を始めるのは起業みたいなものだし、それにかかる初期投資だと思うと、まあ、そんなものかなとも思うが、できることならなるべく初期投資は抑えたい。

そんなわけで、助成金・補助金について調べてみた。その結果分かったのは、「探すの大変!」ということと、「絶妙に申請のタイミングを逃している!」の2つだった。

まずは助成金探し、農業なんだからやっぱり農水省だろうということで、農水省のHPから探ってみる。HPを開くと一番上のタブに「申請・お問い合わせ」があったのでそこをクリック。ポップアップしてくるリンクの中で、それっぽい「補助事業参加者の公募」をクリック。

表形式でズラーッと「〇〇の公募について」、「〇〇の公募結果について」などのリンクが。ほうほう、これが公募情報かと思いつつ適当なものを1つクリック。リンクの先には簡単な公募の概要と期間が書いてあって、更にその先にPDFリンクが。サイトに書いてあることだけだと大事なことはほぼわからないのでPDFを開いてみる。

PDFを見てみると、こういうものに特有の丁寧で分かりやすそうでいて、どこに大切なことが書いてあるかさえ分かりにくい文書だ。この文書の一部に、公募にエントリーできる主体や補助対象を見つけることができる。

せめて、申請主体、補助対象、金額くらいはPDFの外に出してくれればいいのに・・・。自分が申請できそうな公募を探すことさえ一苦労だ。

早くも少し嫌になり農水省のHPを離れて、公募についてまとめてくれているサイトを見始める。こういうまとめサイトは、助成金申請のアドバイスをやっている企業が作っているようだ。こっちのほうが断然わかりやすい。僕が出せそうな公募がいくつかあることと農水省のHPに「逆引き辞典」なるものがあることを知る。

この逆引き辞典が少し便利。自分の状況をポチポチ選んで検索ボタンを押すと、適切な公募情報だけをピックアップしてくれる。出てくる情報が完全に適切かと言うとそうでも無いけれど、なにもない中から探すよりは随分楽だ。ただ、それでもその公募先はやっぱりPDFを開かないと何も分からない仕様・・・。

ふぅ。

せっかく調べ始めたので、農水省だけでなく経産省や観光庁についても調べ始める。経産省はどうやらその傘下の中小企業庁が公募を取りまとめているっぽい。観光庁に至っては予算がありそうなのは分かったがどこから公募しているかはわからずじまい。

はあ、助成金を探すのって大変だ。そりゃ申請をサポートする企業もできるよな。本当は申請してもらいたくないのかしら・・・。

ということで、助成金について調べてみた結果。今僕らが対象になりそうな助成金は、すでに活用している「農業次世代人材投資資金の準備型と経営開始型」くらいのようだ。

実際に営農を始めてからはおそらく「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」が使えそうだ。農泊をやってみる場合は、それについても助成金はいくつかありそうだ。僕らが主体にはならないだろうがいずれは「官民連携新技術研究開発事業」なんていうのにも絡めたら良いなぁ。あとは、もしかすると中小企業庁の「IT導入補助金」なんかも使えるのかもしれない。

また、公募開始から締め切りまでのタイミングが結構シビアなことも分かった。申請期間が一ヶ月もないものが多数。これ、みんなどうやって気づいているんだろう・・・。頻繁に送られてくる農水からのメルマガに書かれているのかなぁ?あれも結構、読みづらいんだよなぁ・・・。

最後に、美幌町の助成事業についても調べてみる。そもそもの公募の数が少ないのもあるのだろうけれど、ここのサイトは結構わかりやすい。「びほろの活力共創事業補助金」出してみようかな。僕らがこれまで知り合った人を町に呼んで、子どもたちやその親に向けてちょっとした講演会や交流会なんか開いてみたら面白そう。その後、それを定期的に続けられる形を作っていけば、美幌の中でもいろんな刺激を得られるようになるんじゃないかなぁ。そして、そこからすごい子が育って・・・。うちの息子も・・・。うん、出してみようかなぁ。

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