見出し画像

幸枝さんは農業へ、僕はつむぎと農業について調べてみる

今日は幸枝さんが新規就農の先輩のところに研修へ。
僕は家で紡とお留守番。
午前中は紡がよく寝てくれたので、農業の品目別の所得、収穫統計を調べてみる。
この方のウェブサイトがとても良くまとまっていてわかりやすかった。


元データは、農水省の品目別経営統計らしい

品目ごとに10a当たりの粗収益、経営費、所得が見られてとてもおもしろい。
路地野菜だとししとうが断トツに単位面積当たり収益が高い。
一方で労働時間が本当に飛び抜けて長い。
2155時間って・・・。
何があったのだろう。
ししとう10a単位で作る人はいないのかな?
施設栽培だと作業時間が2983時間。
毎日休みなく8時間働いてもまだ足りないレベル。
路地はまだマシだけど、施設栽培の場合、所得が高いわけでもないので時給計算が驚く結果。
なんと約500円。
これはすごいな。
ししとう農家だけでやっていける人はいるのだろうか?
それにしても、全体を見ても時給換算でみると良いところで時給1000円くらいっぽい。
いまさら何言ってるんだって感じだけども、やっぱり農業で食べていくのはなかなか大変なんだなと思う。

ちなみに農水省の統計は平成19年で残念ながら終わってしまっている。
こっちに来てからもらった「北海道農業入門」というテキストの数字とはだいぶ違うようだ。
http://noukanotomo.com/book-information/introduction-to-hokkaido

例えばレタスだけ見てみると、
平成19年の統計だと10a当たりの所得が23万円、労働時間が133時間、時給換算で1700円くらい。
北海道農業入門を見ると、平均所得は16.5万円、労働時間が45.6時間、時給換算で3600円くらい。
だいぶ変わっている。
テキストの方はいつどこのデータか分からなかったけど、レタスだけを見ると労働効率が上がる一方で、単位面積あたりの収益は下がっているという感じのようだ。
テキストの方のデータも今度まとめてみたいなと思う。

一日の農作業から帰ってきた幸枝さんは今回もとても楽しかった様子。
僕と見る目が違うし、話してくる内容も違うので吉田家新規就農チームとしては、僕が紡の面倒を見て彼女が研修に出かけることも、とても良いことだ。
今後も定期的に交代でやっていこうと思う。


サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!