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太平洋とオホーツク海が交わる場所、美幌岬を探して-ChatGPTを使ってみた-

美幌岬 - 日本最東端の岬で、周囲は約15kmにわたって海岸線が続いています。太平洋とオホーツク海が交わる様子は壮観です。

話題のAIチャット、ChatGPTがぼくにだけこっそりと教えてくれた、美幌町の名所の中で一番に上がるスポットだ。

美幌岬?郷土資料館?西目屋の滝?

美幌町にはまだ、ぼくの知らないこんなすごいスポットがあったとは・・・。ということもなく、もちろんこんなスポットはない。

やはり、日本語で日本の北辺の地についてはChatGPT先生も間違えることがあるらしい。ChatGPTが拓く新時代の到来に戦々恐々としていた1人の人間であるぼくは、少しホッとして画面を閉じる。

しばらくして、あることが気になる。

ところで一体全体、ChatGPTは何を参考にして美幌岬なんて場所を見つけたんだろう。

車を走らせてからふと頭に浮かんだ、家の戸締まりのように気になってしょうがない。またChatGPTを立ち上げる。

「美幌岬はどこにあるの?」

美幌峠を越えた先。おそらく弟子屈町あたりにあるらしい

まことしやかに美幌岬の場所を教えてくれれるChatGPT。もはや、本当にあるの?と思ってしまう。が、そんなものはない。
参考にしたサイトも聞いてみることにした。

それっぽいサイトを上げてくれた

つらつらと参考サイトを上げてくるChatGPT。どれもこれもそれっぽい。しかし、恐ろしいことにこのリンク先には全てページが存在しなかった・・・。一体何を見たんだろう。

「あ、そうだ、そしたらGoogle先生に聞いてみるか」

今度はGoogleで美幌岬を調べてみる。すると1つのサイトがヒットした。PIXTAのサイトだ。どうやら美幌峠の写真が誤って美幌岬として登録されているらしい。これがChatGPTに誤情報を教え込んでいたのかもしれない。

ネット上の誤情報は、これまで以上に悪影響だな

なるほど、信頼できる情報が少ない場面では当然のことながらChatGPTでもどうしようもないようだ。まだしばらくは正しい情報を蓄積していくという仕事は残り続けそうだ。

最後にぼくはChatGPTに真実を教えてあげることにした。

「美幌岬という場所は無いよ」

ChatGPTさんはとても丁寧な人柄です

丁寧に謝ってくれるChatGPT。関心なAIだ。やはり誤りを素直に認める人格だからこそ、ヒトであれ、AIであれ成長するんだな。

そう思って、返答をよく見てみると。
「美幌町には美幌港や美幌峠、西目屋の滝などの観光スポットがありますが、・・・」

どこそれ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


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