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やりたいことっていつまでに決めたらいいんだろう?わからなかったあの頃のこと【後編】

 2010年から始まった「吉田正樹の弟子制度」。

 4年前まで弟子をしていた9期の鴨居理子さんと、竪山世奈さんに弟子時代の思い出、卒業後の現在について総務の島尻がお話を伺う後編です。

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「チャンスを掴むということ」
------どういう思いで弟子をしていましたか?

鴨居:吉田さんになるべく使える奴だと思われたかったです。そうじゃないと近くにいさせてもらえないと思って……。あとは何かしら毎週ネタを持って行って、お茶を出す時に話しかけたりしていました。

竪山:私はあまりガツガツタイプではなかったので、その点は反省でもありますが、弟子としていること自体が楽しかったです。どのくらい色んなものに触れて、視野を広げられるかな?って感じだったのでとにかく色んな可能性を見つけようって気持ちでいましたね。

------弟子をして学んだことを教えて下さい。

鴨居:待っていても何もチャンスが来ないっていうことですね。今はフリーランスで働いているので自分から企画出さないと仕事にならないし、常に面白いネタを収集していないと思い浮かばないので、そういう姿勢は学べたと思います。

竪山:エンタメの世界で生きるのであれば、常にアンテナを張っていないと先のことも読めないし、自分が発信していかないといけないっていうことを学びましたね。

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「やりたいことを見つけられない日々」
------弟子をやっていて失敗したことはありますか?

鴨居:載せられることですよね?(笑)。失敗談は吉田さんに笑ってもらえるように弟子日記としてブロマガに面白エピソードとして書いてたんですよ。

竪山:有名なのだと……

鴨居:事務所の飲み会で酔っぱらっているのに吉田さんを家まで送りたいって立候補したことがあったんですよ。それで、夜中なのに吉田さんの家のインターホン鳴らしまくって、奥様(ワタナベエンターテインメント社長渡辺ミキさん)を起こしちゃったんです。夜中に奥様を起こしてしまったことにびっくりしてしまって、なぜか玄関に飾ってあったシーサーの置物割っちゃったんですよ。で、2人とも思いっきり見てるのに急いでシーサーのかけらポケットにしまって隠したんです。

竪山:(笑)。

鴨居:吉田さんに「壊したね?」って言われて「すみません」って謝って、次の日、接着剤でシーサーくっ付けて。でも、お2人とも優しくて笑って許してくれました。

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「可能性はたぶんきっといっぱいある」
------弟子に入ってから何か変わりましたか?

竪山:結論から言うと視野が広くなったと思います。色んな可能性を見つけられるようになりました。

鴨居:就職だけが道じゃないんだってことを知りました。大学生で就活していると、就職がゴールにみたいになってると思うんです。やりたいことを見つかるまで探しててもいいのかなって。今でもたぶんやりたいことがこれっていうのはなくて、でももうちょっと探し続けていいのかな?って思っています。

竪山:弟子に入って早い段階で現実を垣間見ることができたと思います。理想と現実のギャップを早めに知ることが出来たので、抱いていた理想の見方は変わったと思いますね。

鴨居:人に自分のことを話して楽しんでもらって相手に興味を持ってもらうっていうのは、ライターとして仕事する上で大事なことだと思うんです。弟子に入って自分の生い立ちや経験、大学で学んだこと何でも強みになるんだって思えるようになったと思います。

------どんな人が弟子に向いていると思いますか?

鴨居:何かやりたいって気持ちがあればいいと思います。

竪山:理想的なのは、どんどん自分から声をかけてガツガツいって何かを盗もうって気持ちがある人だと思います。ただそうでなくても、吉田さんのそばで学びたい思いがあって成長したい人、何をしたらいいかわからない人が助けを求めに来ても何かを得られると思います!

鴨居:刺激的な人やモノに囲まれた環境だと思うので、内に閉じこもらずに積極的になればきっかけもたくさんもらえて考えも広がると思うんです。だから、私は弟子入りしてよかったと思っています。

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