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第16回GR人材育成ゼミ(8月30日)チーム発表「少年院と児童虐待」+高原町での取り組み

今回のレポートを担当するのはナタリーです。

チーム発表

今回のテーマは「少年院児童虐待のどちらかのテーマを選び、課題に取り組む」です。

1.「アイのスパイラル」チーム:発表者ローズ

100人の手プロジェクト~未来ある少年のために、私たちができること~(少年院)

「お金を掛けると支援をした気にはなる。お金を掛けない支援は難しいが定着しやすい」という観点から、発表は【お金を掛けずに支援をする】というコンセプトの取り組みでした。少年院の子どもたちの現状を見直した上で、少年院の子どもたちの人との繋がりの重要性を説き、100人の手プロジェクト(1人の大きな手より、100人の小さな手)の提案がありました。
費用面では全て無料、費用対効果についても提示し、実現可能性について詳細に発表されていました!
ローズさんの温かさの中にある強い意思「生まれたときから、悪い子はいない」「失敗が学びとなる社会であってほしい」が感じられ、ぜひとも100人の手プロジェクトが遂行されてほしいと感じました。

2.「カオスのかぼす」チーム:発表者 モンハン

~弱者をあきらめさせない~鰯プロジェクト(少年院)

「あなたは強い人間ですか」のカオスのかぼすチーム恒例の問いかけから始まり、弱いからこそ罪を犯してしまう人間を鰯に例えた大変興味深い発表でした。
あきらめてしまいやすい人間の弱さに着目し、「あきらめない」心を育てることを目的とした提案でした。中でも印象に残った取り組みは真っ白なパズルです。真っ白なパズルは最初大変だが、完成に近づくと喜びや達成感に繋がるとして「あきらめない心」を育てる教育に最適であると思いました。
みんなの力を借り「あきらめない」心を育てるため、少年たちのマインド作りの場を大人たちが整備すること、支援する側においても「あきらめない心」を持つことが非常に重要だと感じました。

3.「オープンイノベーター」チーム:発表者 まやかな

社会が理解しない少年たち(少年院)

今回は二回目の発表者となるまやかなさんです!
再非行に走ってしまう少年たちを「不和雷同的に非行を犯す子供たち」と「反省が難しい認知に難がある少年」の二つに分類し、その中で後者の発達障害の子どもたちに着目した発表をしていただきました。
知的障害のこどもたちは特別支援学級等の支援があるが、発達障害のこどもたちには学校教育での支援から外れてしまうことから、「発達障害出身者の再入所を減らす」ことを取り組みに掲げていました。
解決策としては、専門家のサポート、子供がいないが子供を育てたい大人をリソースとする、5人組制度による片手を増やす の3つが挙げられました。
少年院の子どもたちへの偏見をなくしていく社会をつくることの大切さを説いていました。
子どもたちをどう変えるかの前に自分たちがどう向き合うべきかについての視点はどの社会課題解決においても同じことが言えると考えさせられました。

高原町の取り組み

発表の後はユーティーさんから現在支援している高原町での取り組みについてお話しがありました。
現在、高原町の課題として、知名度が低い、若者が戻りたくなる仕事が少ない、アクセスが悪い等が挙げられました。そんな高原町を盛り上げるために、企業版ふるさと納税を用いた「企業版関係人口づくり」事業について説明していただきました。事業としては、ベンチャー企業向けに法人が無料で高原町に来ることで支援を受けられるものでした。具体的には「空港からの無料送迎」「サウナ付き温泉」「湖上アクティビティ」などが挙げられていました。私は個人的にサウナが大好きなので、ベンチャー企業を立ち上げる場合、ぜひ高原町に行ってこの取り組みに参加したいと思いました。
多くの仕事を誘致し、雇用を作ることが町を盛り上げるための大きな要素になるということを学びました。

毎回、学ぶこと、考えることがたくさんあり、脳みそのしわが増えていることを嬉しく感じるナタリーでした。



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