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ロバート・ダウニー・Jrがトニー・スタークとしてMCUに戻るいくつかの方法

※MUCの過去作への言及があるのでご注意ください。

雑誌「エスクァイヤ」のインタビューでロバート・ダウニー・JrがMUCへの復帰を匂わせる発言をしたことが話題になっている。

"Happily," Downey Jr. tells Esquire in our latest cover story. "It’s too integral a part of my DNA. That role chose me. And look, I always say, Never, ever bet against Kevin Feige. It is a losing bet. He’s the house. He will always win."

https://www.esquire.com/entertainment/movies/a60409571/robert-downey-jr-iron-man-marvel/

ここ最近の作品はコアなファンである私でもつまらなく感じるものばかりで、今後かつてのようなワクワク感が戻る予感がまったくしないなか、アイアンマンが戻ってくることは間違いなく起爆剤になりうる。だけど、多くのファンは「じつは生きてました!」なんてサプライズは期待していないだろう。彼はあのとき間違いなく命を落とし、それがみんなの大切な思い出になっているからだ。安易な復活は冒涜行為でしかない。だけど、とはいえ、戻ってきてほしいという気持ちもあるのはたしかだ。ならばあの死を貶めずに復帰するどのような方法があるのか。それを考えてみたい。

考えられるパターン

じつは死んでませんでした

かつてニック・フューリーはヒドラの追跡から逃れるために心拍数を抑制する薬によって死を偽装した。劇中では観客にも死んだと思わせて、じつは死んでませんでした、と驚かせた。これはストーリーのなかでの一連の出来事だったので、なんだよ!生きてたのかよ!と観客が怒ることはなかっただろう。この程度の短期間であれば、この方法はありかもしれないが、さすがに何年も経ってから、トニーはじつは死んでませんでした、は暴動が起きるレベルだ。

生き返らせました

これはフィル・コールソンで前例がある。ロキに殺された彼は、タヒチ計画というクリー人の死体から作った血清によって生き返った。これでできないことはないだろうが、フィル・コールソンのときとはちがってトニー・スタークは大々的に葬式までしているので、あの裏でじつはタヒチ計画が行われてましたというのも噴飯ものだろう。

べつの方法として、エタニティにお願いするというのもある。『ソー:ラブ&サンダー』でゴアはエタニティの元に辿り着き、娘を蘇生させてもらった。とはいえ、そんなことをするとエタニティが死んだ人を生き返らせてくれる便利な存在みたいになってしまうので、実際には考えにくい。

あの世から連れてきました

これは『ソー:ラブ&サンダー』のエンドクレジットでジェーンがヴァルハラという死の国に行ったことが示唆されていたので、なんらかの方法でそこから連れてくることもできそうだ。ヴァルハラは設定としてアスガルドの住人に限定されるのかもしれないが、それなら地球人が行く世界もあるのではないか。ただこれについては前例がないのでわからない。

『ムーンナイト』でマークが冥府から帰還したのもこのパターンなのかもしれないが、ムーンナイトはよくわからないのであまり考えない。

死ぬまえに戻しました

これはタイム・ストーンで戻す方法。『インフィニティ・ウォー』ではワンダがヴィジョンのマインド・ストーンを破壊したのをサノスがタイム・ストーンを使って、なかったことにした。部分的に時間を戻すことができるなら、トニーの亡骸を戻すことができるのかもしれない。しかしインフィニティ・ストーンは破壊されてしまった。ストレンジが隠し持っている気もするのだけど、としてもこれも公然と行ってしまうと、MCUの世界では死が軽くなってしまうので、そんなことはしないだろう。

LMDで作りました

『エージェント・オブ・シールド』でタヒチ計画によって生き返ったフィル・コールソンはシーズン6でまたも死んでしまうが、シーズン7ではLMDとして復活して視聴者を驚かせた。LMDはライフ・モデル・デコイの略で、人間そっくりのアンドロイド。見た目がそっくりなだけではなく、記憶や人格などソフト面も複製されているため、本人も自分がLMDとは気づかなかったりする。また骨格がチタン製だったり自己修復機能があったりするので、フィジカル的にパワーアップした複製体となる。これによってトニー・スタークを生き返らせることは可能だろう。しかしアイアンマンのばあいはパワーアップしたアンドロイドがパワードスーツを着るという奇妙なことになるので、ことアイアンマンに関しては採用されることはないだろう。

トニーは入っていません

LMDより現実的なのはこちらだろう。アイアンマンのスーツ自体にトニー・スタークの記憶と人格がインストールされ、中身がない(生身のトニー・スタークが入っていない)アイアンマンとして再登場するというパターン。『スパイダーマン:ホームカミング』ではピーターの前に現れたアイアンマンは遠隔で操作されていた外身だけのものだったが、そういう感じだ。ただ、これだとロバート・ダウニー・Jrが戻ることにはならないので(モニターに映し出される顔くらいしか出番がない)、これはなさそう。

別アースから来ました

マルチバースの導入によって別アースにいる似たようなキャラクターを描くことができるようになった。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』ではベネディクト・カンバーバッチが別アースのストレンジを演じたが、これと同じように別アースにいるトニー・スタークをこちらのアース616に連れてくれば、トニー・スタークを復帰させることができる。本人ではないが、ロバート・ダウニー・Jrが演じるトニー・スタークということであれば、まったく問題がない。ただこのばあいに難しいのが、ほとんど同じような人格だと面白みに欠けるし、かといってまったくちがう人格だと視聴者が戸惑ってしまうということだ。私たちが見たいのはあのトニー・スタークであって、生真面目で内気ななトニーではないし、悪役のトニーでもない。せっかく築いたトニー・スタークのイメージが崩れることは、ロバート・ダウニー・Jrも本意ではないだろう。

過去から来ました

『アベンジャーズ/エンドゲーム』では死んだサノスやガモーラが過去から襲ってきたが、このようにタイムトラベル装置を使って過去から連れてくることは可能だろう。この作品では最終的に過去から来たサノス軍はトニーのスナップで全滅してしまうが、ガモーラだけは消えなかった。ガモーラは死を免れることができたのだ。これがありなら、トニーによる命がけのサノス軍の撃退という事実は残しつつ、それより前のトニーを連れてくれば、ガモーラと同じように復活することができる。MCUの時間理論では過去からトニーを連れてきたばあいは、新しい時間軸が分岐するため、現在に影響を与えることはない(トニーがいなくなってしまった世界線の人たちには申し訳ないが)。

ただ、このばあいにTVAがどう動くのかというのは気になるところだ。ロキはスペース・ストーンを使って本来の時間軸から離れてTVAに連行されてしまったが、同じようなことはありうる。ただ現在のTVAがどうなっているのかはよくわからない。

やっぱり死んでました

個人的にはこれがいいのではないかと思っている。トニー・スタークはやっぱりスナップで死んでしまったから、ロバート・ダウニー・Jrがアイアンマンを演じる作品は、過去を描くというもの。『ブラック・ウィドウ』ではMCUの時間軸ではすでに死んでしまったナターシャの過去を描いたが、それと同じように、スナップ以前のトニー・スタークを描くのであれば、なんら問題はない。たとえば『インフィニティ・ウォー』から『エンドゲーム』までのあいだで、じつはこんなことがありました的な。ただこれだといまいち盛り上がりに欠けるから、ファンサービス的に、そのうち制作される『シークレット・ウォーズ』には時間を超えて参戦するとか。これがいちばん混乱しないし、あのトニー・スタークの死を無駄にしない方法ではないかと思う。

さいごに

いろいろ考えたが、やっぱり復活は難しいと思う。別のキャラクターとして復帰するのはいいかもしれないが、私たちの記憶に残っているトニー・スタークのアイアンマンを大切にするためには、復活させないほうがいい。復活してほしい気持ちはあるが、それ以上に、復活しないでほしい気持ちが強いのだ。

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