むかし酒タバコのはなし
Photo by Azusa. Thanks.
むかしは、セッター、マイセン、赤マル、マル金、キャスター、マルメン、アメスピ、ジョーカー、ベヴェル、
セラム、ラッキーストライク、ピース、ハイライト、フィリップモーリス、エコー、若葉、……そんなものを味わい普通であった。
わたしはほとんどラッキーにジッポーだった(確かジッポーにはランクがあった)。これには特段の味わいがある。
ジバンシーのも良かったが味はない。マッチにも味がある。あとはベヴェル、赤マル、マル金、マルメン、赤ラークであった。
だれが何を吸っているかはだれがどんなクルマに乗っているかのように覚えていたものだった。一箱いまの半額未満の時代もあった。
震災後はイタリアのパイプにデンマークやアメリカの葉っぱであった。七つの海など。しかし今となってはこれももう昔の話だ。
あれほど飲んだプレモルやエビス。生中。麒麟。あれほど飲んだあれこれ何でもアルコール飲料。花見のジンにオリーブまたは会津の酒は痺れるほど美味かった。しかしお酒も卒業した。
もう酒タバコ飲まなくても分かる。ネガティブなほうむろん、ポジティブなほうの味や香りまで覚えている。レモン・ハート。
いまの愛飲家や愛煙家は匂う件で肩身が狭いだろうな。むかしはみんなどこでも吸ってて当たり前に臭かったから違和感がなかった。歳とってからの臭さではなかったし。若さにとっては匂いも違うもの。跳ね除ける強さがある。
わたしの世代の人々は喫煙率がまだ高そうだ。電子タバコになってる人々が多いのかな。やめてからまったく喫煙所に居ないので知らない。
もう何年も田舎の空気と水が、美味しい。オリーブだけなら新鮮なものを食べたいものだね。夜の星空も最高だ。水や紅茶や珈琲が美味い。沢山である。
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