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あるゲーム『クォース』と『クイックス』

割引あり

Photo by m_miyamoto_529. Thanks.
全文無料公開。投げ銭感謝。

こどものころ家で友達と集まりファミコンをプレイしまくったものだった。

じきにゲームボーイが出て、しばらくしてわたしもなんとか手に入れ、友達と集まりゲームボーイであった。

いろんなゲームをしたが、たとえばクイックスやクォースは、いまでもゲームごころをすこぶる刺激される。

クォースのスッキリ感はとてつもない。限界まで粘って大きなブロックを作って消せたときの嬉しさ。

当時、これらに関するこども向けマンガの回もあり、わたしの点数ゲット欲はうなぎのぼり。

クイックスでもそう。こちらはもっとゆっくりで、じっくりじっくり攻める陣取りゲーム。

たまらないのだ。ブーン、ブーン、と線状の生き物が陣取りを阻害してくる。

いわば、絶対的な支配者だ。やつがブーン……ブーン……やりたいほうだい横暴に振る舞っている。

そこをうまくかいくぐり少しずつ陣取っていく。最終的に、大きな枠を取れたときの、してやったり感。

たまらない。ゲームのたまらなさ。夏休みに夢中になって、いつの間にか、時間をこれでもかとゲームに注ぎ込む。

セミや鳥、虫の声と、クイックスのブーン。

壮大な無駄だったのだろうか(笑)人間、無駄ほど楽しいものはない。それが文化なのである

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