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続 雨降り好きのてるてる坊主 

「雨降り好きのてるてる坊主」
この歌が書けた時(これは書けた、と表現したい)、とても興奮したのを覚えている。
最後の最後、『あー-なるほど! こんな風に終わるんだ!』と自分で驚いた。
僕は歌を作るとき一番から順に、みんなが歌を聴くように作っていく。
1番があってAメロ、Bメロ、サビ、みたいな感じだ。

雨降り好きのてるてる坊主(※以下あめてるさん)、も同じように最初から順に書いていった。
ただいつもと違ったのは、大抵自分が思っている心情をつらつらと歌い上げるのだけれど、あめてるさんは、はっきりと意識して初めて「物語」として歌を書いた作品だ。

雨降り好きのてるてる坊主 今日も不機嫌にぶら下がる

その一行から自分で作りながら、初めての物語を読むような不思議な気持ちで書いていった。
「雨降り好きのてるてる坊主」という作品は、僕が感じた“自分の人生を受け入れる為に踏んだ手順を物語にした”だけではない。

そこに間違いなく“あめてるさん”が生まれたのだ。

あめてるさんを大好きな“あの子”や見守ってくれている“太陽”や“カエルさん”。

「雨降り好きのてるてる坊主」を書いていなければ、このnoteに連載していたあめてるさんを描いてくれている“古賀映美”とも繋がれなかっただろう。
ということは、当たり前だけれど、noteに掲載しているあめてるさんも、今回発売したあめてるさんもこの世に生まれてこなかった、ということになる。

こうなったら、もうこれは必然だ。

この際、古賀映美も含めた「僕たち」は、あめてるさんがこの世に誕生するために集められたチームだと言ってしまおう。
この先も、あめてるさんの世界を見ていきたいと思っているので、その時はまたnoteで発表しようと思っている。

まぁ、そんな先のことよりも、まずは始まりの物語「雨降り好きのてるてる坊主」がひとりでも多くの人に読んでもらえることを祈りつつ、このブログを書き終えよう。

作品の制作に関しては、近いうちに古賀映美が記事を書くといっていたので、そちらを楽しみに待っていてほしい。
僕も、その記事を楽しみに待っていたりする。

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