眼鏡フェチ

同じ眼鏡フェチの人にも共感してもらえない話

学生時代、好きな人、気になる人とは斜め前後の席になるのが効果的だと思う。なぜなら黒板を見るついでに合法的に見ることもできれば、自然に相手の視界に入ることができるからだ。

席替えで、廊下側から2列目、後ろから2番目くらいの位置になった。前後左右、特に仲良くもなければ、推しもいない。ちぇーっつまんね〜の!と思いながら日々を過ごした。

うわっ押田(偽名)、こんな歪んだ世界見とんの!?

ふと、黒板を見ようと斜め左前を見ると、押田の側頭部からはみ出たメガネのレンズが目に入った。

私は昔からとっても目がいい。斜視を持っていたため、縦線が入ったシールをつけるヘンテコリン斜視矯正眼鏡を一瞬だけかけていたが、それ以降は眼鏡にお世話になる機会がなかったため、あまりの度の強さに驚いた。

歪んでるな〜気持ち悪〜い!

押田のことを、ひねくれた変な奴認識してたためこのような感情を抱いた

押田が見てる歪んだ世界のなかで自分はどんな風に見られてしまうんだろう…見られたい…。
思考回路が単純で直線的な私は、すぐさまこのような感情に至り、ゾクゾクっとした

歪んだ世界を見ていると押し付けるのは、自分主観で申し訳ないのであえて綺麗な言葉で言うと、
自分が見てない世界で自分のことを見てほしいという気持ちが眼鏡フェチを作り出した

押田にはカッターシャツフェチも植え付けられた。クラスの女子の大半は押田のことを性的な目で見てたし、押田もそれを分かった上でさまざまなパターンの制服の着こなし、装飾品の抜き差しをしていたと思う。ありがとうございました、あんたが大将!!!

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